TOEIC Part5・6が難しい原因7選!苦手を克服する勉強法を解説

「TOEICの文法を勉強しているのにPart5で点が取れない」「Part6になると急に難しく感じる」と悩んでいませんか。
Part5・6が難しい原因は、単純な文法不足だけではありません。
語彙や語法が不足している、問題タイプに合った解き方ができていない、Part6の文脈を正しく捉えられていないなど、人によって原因は異なります。
そのため、やみくもに問題数を増やすより、自分がなぜ間違えているのかを把握することが重要です。
この記事では、TOEIC Part5・6が難しいと感じる7つの原因と、苦手を克服するための勉強法を解説します。
TOEIC Part5・6が難しいと感じたら最初に確認すること
Part5・6の正答率が上がらない場合は、最初に「何ができていないのか」を確認しましょう。
同じ不正解でも、原因によって必要な勉強は変わります。
| 症状 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 選択肢の意味が分からない | 語彙不足 |
| 文法問題で迷う | 基礎文法不足 |
| 2択まで絞って間違える | 語法・文脈理解不足 |
| Part5に時間がかかる | 判断速度不足 |
| Part6になると正答率が下がる | 文脈理解不足 |
| 文挿入問題が苦手 | 文章構成の理解不足 |
| Part7の時間がなくなる | Part5・6で考えすぎ |
例えば、語彙問題を間違えているのに文法書を何度も読み直しても、効率的な対策にはなりません。
まず問題演習を行い、自分の不正解を「文法」「語彙」「語法」「文脈」「時間」などに分類することから始めましょう。
TOEIC Part5・6の問題形式と違い
TOEIC L&RのReadingセクションは75分で100問を解きます。
Part5は短文穴埋め問題で30問、Part6は長文穴埋め問題で16問です。
| 項目 | Part5 | Part6 |
|---|---|---|
| 形式 | 短文穴埋め | 長文穴埋め |
| 問題数 | 30問 | 16問 |
| 特徴 | 1文を完成させる | 文章を完成させる |
| 必要な力 | 文法・語彙・語法など | 文法・語彙・文脈理解など |
形式は似ていますが、必要な考え方には違いがあります。
Part5は「文法だけ」ではない
Part5というと文法問題をイメージする人が多いでしょう。
しかし、文法だけを覚えればすべて解けるわけではありません。
例えば、空欄へ入る品詞を判断する問題なら文法知識で解けますが、複数の単語から文脈に合うものを選ぶ問題では語彙力が必要です。
単語の意味だけでなく、どの前置詞と組み合わせるかといった語法が問われる場合もあります。
Part5が苦手だからといって、文法だけを勉強し続けないようにしましょう。
Part6は「長いPart5」ではない
Part6では4つの文章が出題され、それぞれ4問ずつ、合計16問に解答します。
空欄には単語や句だけでなく、一文そのものを入れる形式もあります。
そのため、空欄周辺の文法だけではなく、文章の前後関係や話の流れを理解しなければ答えられない問題があります。
Part5とPart6をまったく同じ方法で解こうとすると、Part6で正答率が下がる原因になります。
TOEIC Part5・6が難しい原因1|基礎文法が定着していない
Part5・6が難しい原因として、まず考えられるのが基礎文法の不足です。
TOEICでは、
- 品詞
- 動詞
- 時制
- 態
- 代名詞
- 前置詞
- 接続詞
など、さまざまな文法知識を使います。
ここで注意したいのは、「文法を勉強したことがある」と「問題の中で使える」は違うことです。
文法を「知っている」だけでは解けない
例えば、名詞・形容詞・副詞の違いを説明できても、実際の英文で空欄に必要な品詞を判断できなければ得点にはつながりません。
文法学習ではルールを暗記するだけでなく、英文を見て判断する練習まで行いましょう。
問題を間違えたら、「この問題では何の文法知識が必要だったのか」を確認します。
文法書を最初からやり直す必要はない
一つの文法問題を間違えたからといって、毎回文法書を最初から読み直す必要はありません。
例えば接続詞を何度も間違えているなら、接続詞の章へ戻って復習します。
問題演習
↓
苦手文法を発見
↓
文法書で確認
↓
類題を解く
という流れにすると、必要な部分へ学習時間を集中できます。
TOEIC Part5・6が難しい原因2|語彙・語法が不足している
文法問題は解けるのにPart5・6の正答率が上がらない場合は、語彙や語法を確認しましょう。
語彙問題では、文法的には複数の選択肢を入れられても、意味から一つを選ばなければならないことがあります。単語を知らなければ、文法知識だけで正解するのは難しくなります。
単語の日本語訳だけ覚えない
単語学習では、日本語訳を一つ覚えて終わらないようにしましょう。
TOEICの問題を解くには、
- 意味
- 品詞
- よく使われる組み合わせ
- 前置詞
- 類義語との違い
なども重要です。
例えばapplyには「申し込む」「適用する」などの意味があります。
apply for a jobなら「仕事に応募する」、apply to a situationなら「状況に当てはまる」のように、周囲の語句によって使われ方が変わります。
問題集で知らない語法が出たら、単語単体ではなくフレーズで覚えましょう。
TOEIC Part5・6が難しい原因3|すべて同じ解き方をしている
Part5・6には複数の問題タイプがあります。そのため、「必ず全文を読む」「必ず空欄の前後だけを見る」と一つの方法に決めると、効率が悪くなる場合があります。
品詞問題は文構造を見る
選択肢に同じ語から派生した名詞・形容詞・副詞・動詞が並んでいる場合は、品詞を問われている可能性があります。
このタイプでは英文を細かく和訳するより、空欄前後の構造を見ることが重要です。
語彙問題は意味を見る
選択肢に異なる意味の単語が並んでいる場合は、文脈から適切な単語を判断します。この場合は、文法構造だけを見ても正解できません。
動詞問題は主語・時制・態を見る
動詞の形が選択肢に並んでいる場合は、主語との一致や時制、能動態・受動態などを確認します。周囲にある時間表現も判断材料になります。
前置詞・接続詞は後ろを見る
前置詞と接続詞で迷った場合は、意味だけでなく後ろの形を確認します。後ろに名詞句が続くのか、主語と動詞を含む節が続くのかを見ることで判断できる問題があります。
問題を見たらすぐ解き始めるのではなく、「これは何を問う問題か」を考える習慣をつけましょう。
TOEIC Part5・6が難しい原因4|英文を日本語に訳しすぎている
英文を読むたびに、頭の中で自然な日本語へ訳している人も注意が必要です。
意味を理解するために日本語を使うこと自体が悪いわけではありません。しかし、すべての英文をきれいな日本語に直そうとすると時間がかかります。
Part5では必要な情報を探す
Part5では、問題タイプによっては全文を細かく訳さなくても解答できます。
例えば品詞問題なら、空欄前後の文構造だけで判断できる場合があります。一方、語彙問題では文意が必要です。
問題に合わせて読む範囲を変えましょう。
Part6では話の流れを捉える
Part6でも、一文ずつ完璧な日本語へ訳す必要はありません。
「商品の案内」
↓
「変更のお知らせ」
↓
「顧客への依頼」
というように、文章がどの方向へ進んでいるかを捉えることが重要です。
必要以上に和訳せず、英文から直接意味を取る練習も少しずつ増やしましょう。
TOEIC Part5・6が難しい原因5|Part6をPart5と同じ感覚で解いている
Part5では、空欄を含む一文だけで解ける問題が多くあります。その感覚でPart6も空欄周辺だけを見ていると、文脈問題で間違えやすくなります。
空欄の前後だけでは解けない問題がある
Part6では、文章の流れを理解していなければ選べない問題があります。
特に確認したいのが、
- 代名詞
- 接続表現
- 時系列
- 話題の変化
- 前後の因果関係
です。
例えばthis eventと書かれていれば、「どのイベントを指しているのか」を前の文章から確認する必要があります。
文挿入問題は文章のつながりを見る
一文を空欄へ入れる問題では、その一文だけを見ても正解できません。
挿入する文と、
前の文
↓
挿入文
↓
後ろの文
が自然につながるか確認します。
代名詞や指示語、接続表現なども手がかりになります。
TOEIC Part5・6が難しい原因6|一問に時間をかけすぎている
Part5・6で時間を使いすぎると、Part7を解く時間が少なくなります。特にPart5で2択まで絞ったあと、長時間悩んでしまう人は注意しましょう。
考え続ければ正解できるとは限らない
知らない単語を問われている場合、数分考えても意味を思い出せなければ正解できない可能性があります。
分からない問題に固執せず、次へ進む判断も必要です。
時間がかかった問題も復習する
正解したから問題なし、と考えないようにしましょう。
正解
↓
しかし長時間迷った
のであれば、知識が十分に定着していない可能性があります。
復習では不正解だけでなく、「正解したけれど迷った問題」も確認してください。
TOEIC Part5・6が難しい原因7|復習が答え合わせだけになっている
問題演習をしても、
「正解はBだった」
↓
「次の問題へ進む」
だけでは、同じ間違いを繰り返す可能性があります。復習では、なぜ間違えたのかを確認しましょう。
間違いを原因別に分ける
例えば、
- 文法を知らなかった
- 単語を知らなかった
- 語法を知らなかった
- 文脈を読み違えた
- 問題文を見落とした
- 時間が足りなかった
などに分類します。
「ケアレスミスだった」で終わらせず、何を見落としたのかまで具体化することがポイントです。
原因が分かれば、次に行う勉強も明確になります。
TOEIC Part5が苦手な人の勉強法
Part5が苦手なら、最初から大量の問題を解く必要はありません。次の順番で弱点を減らしましょう。
ステップ1|間違いを文法・語彙などに分類する
まず問題を解き、不正解の原因を確認します。「文法が苦手」と思っていても、実際には語彙問題ばかり間違えている場合があります。
ステップ2|苦手な知識だけ復習する
品詞問題を繰り返し間違えるなら品詞、動詞問題なら時制や態などを確認します。苦手分野を絞ることで効率よく復習できます。
ステップ3|同じタイプの問題を解く
知識を確認したら、類題を使って実際に判断する練習を行います。理解しただけで終わらせず、自力で正解できるか確認しましょう。
ステップ4|判断速度を上げる
正答率が安定してきたら、時間を意識します。最初から速さだけを求めるのではなく、
正確に解く
↓
理由を説明できる
↓
短時間で判断する
という順番で進めるとよいでしょう。
TOEIC Part6が苦手な人の勉強法
Part6では、文法・語彙に加えて文章の流れを理解する練習も必要です。
ステップ1|文章の種類を確認する
最初にメール・広告・案内など、何について書かれた文章なのかを確認します。文章の目的が分かると、その後の内容を予測しやすくなります。
ステップ2|文法問題は構造を見る
空欄周辺だけで判断できる文法問題なら、必要以上に文章全体を読み直す必要はありません。文構造から判断します。
ステップ3|文脈問題は前後を確認する
意味や話の流れを問われる場合は、空欄の前後を読みます。必要であればさらに範囲を広げましょう。
ステップ4|文挿入問題はつながりを見る
挿入する一文と前後の文章が、意味・時系列・代名詞などの点で自然につながるか確認します。一文だけを独立して判断しないことがポイントです。
ステップ5|復習では全文を読み直す
本番では効率よく必要な情報を読みますが、復習では文章全体を読み直しましょう。知らない単語や理解できなかった構文を確認すると、Part6だけでなくReading全体の基礎力向上にもつながります。
Part5で特に見直したい問題タイプ
Part5で間違えたら、問題タイプごとに見るポイントを変えましょう。
| 問題タイプ | 見るポイント |
|---|---|
| 品詞 | 空欄前後の文構造 |
| 動詞 | 主語・時制・態 |
| 代名詞 | 何を指しているか |
| 前置詞・接続詞 | 後ろに続く形 |
| 語彙 | 文脈と単語の意味 |
| 語法 | 単語同士の組み合わせ |
毎回「なんとなく間違えた」と考えるのではなく、どのタイプの正答率が低いか確認してください。
Part6で特に見直したい問題タイプ
Part6でも問題タイプを分けると、苦手が見つかりやすくなります。
| 問題タイプ | 見るポイント |
|---|---|
| 文法 | 空欄前後の構造 |
| 語彙 | 文章の意味 |
| 接続表現 | 前後の論理関係 |
| 文挿入 | 文章全体の流れ |
| 代名詞 | 前に登場した情報 |
文法問題は正解できるのに文挿入問題を頻繁に間違えるなら、文法書を増やすより文章のつながりを読む練習を優先しましょう。
TOEIC Part5・6の正答率が上がらない人のチェックリスト
勉強しているのに正答率が上がらない場合は、次の項目を確認してください。
- 間違えた原因を説明できる
- 文法問題と語彙問題を区別している
- Part6で文脈を見るべき問題を判断できる
- 迷って正解した問題も復習している
- 同じ文法ミスを繰り返していない
- 時間を測った問題演習も行っている
- Part5・6だけでReadingの時間を使いすぎていない
NOが多い項目から改善しましょう。
「問題集をもう一冊買う」より、現在の勉強で不足している部分を見つけることが先です。
TOEIC Part5・6は目標スコアによって勉強法を変える
Part5・6の勉強では、現在の英語力や目標スコアも考慮しましょう。
600点を目指す人
600点を目指す段階では、難しい語法問題をすべて正解することより、基本的な問題で得点できる力を身につけることが重要です。
基本単語や中学〜高校レベルの文法を確認し、品詞や動詞などの基本問題から正答率を上げましょう。
700点を目指す人
700点を目指すなら、基礎知識に加えて語彙・語法の幅を広げます。
Part6では文法問題だけでなく、文章の流れから判断する問題にも慣れましょう。正確さだけでなく、判断速度も意識し始める段階です。
800点以上を目指す人
800点以上では、「分かる問題を確実に取る」だけでなく、迷う問題を減らすことが重要です。細かな語法や語彙、Part6の文脈問題まで確認しながら、正確性と処理速度の両方を高めましょう。
TOEIC Part5・6を勉強するとPart7にも効果がある?
Part5・6の勉強は、Part7に必要な基礎力の向上にも役立ちます。
Part5で身につける、
文法
↓
語彙
↓
文構造を捉える力
は、長文を正確に読むためにも必要です。
Part6で身につける、
前後関係
↓
接続表現
↓
文章全体の流れ
を捉える力もPart7で活用できます。
ただし、Part5・6だけ勉強すればPart7対策が完了するわけではありません。
Part7では長い文章から必要な情報を探したり、複数文書の情報を結びつけたりする力も必要です。
Part5・6で基礎を固めながら、Part7の問題演習も並行して行いましょう。
TOEIC Part5・6が苦手な人向け1週間の学習例
何を勉強するか迷う場合は、1週間単位で文法・語彙・文脈を分けて練習する方法があります。
| 曜日 | 学習内容 |
|---|---|
| 月 | Part5を解いて弱点分析 |
| 火 | 間違えた文法を復習 |
| 水 | 語彙・語法を確認 |
| 木 | Part6の文脈問題 |
| 金 | Part6の文挿入問題 |
| 土 | Part5・6を続けて演習 |
| 日 | 不正解・迷った問題を復習 |
問題数は固定する必要はありません。30分しか勉強できない日は問題数を減らすなど、自分の学習時間に合わせて調整しましょう。
重要なのは、毎週問題数を増やすことではなく、先週間違えた原因を今週減らすことです。
TOEIC Part5・6が難しい人からよくある質問
TOEIC Part5が難しいのはなぜですか?
文法だけでなく、語彙・語法・判断速度など複数の力が必要だからです。間違いを分類し、自分がどのタイプの問題を苦手としているか確認しましょう。
TOEIC Part6がPart5より難しく感じるのはなぜですか?
Part6には、空欄周辺だけでなく文章の流れを理解しなければ解けない問題があるためです。文法・語彙に加えて文脈を捉える練習を行いましょう。
TOEIC Part5は文法だけ勉強すればいいですか?
文法だけでは十分ではありません。Part5では語彙や語法も重要なので、問題演習で不足している知識を確認しましょう。
Part5で文法を勉強しても点が取れないのはなぜですか?
語彙・語法が不足している、問題タイプを判断できていない、知識を問題で使えていないなどの原因が考えられます。間違えた問題を種類別に分類すると原因を見つけやすくなります。
TOEIC Part6は全文を読むべきですか?
すべての問題で全文を細かく読む必要はありません。文法問題は空欄周辺で判断できる場合がありますが、文脈や文挿入を問う問題では広い範囲を確認する必要があります。
Part6の文挿入問題はどう対策すればいいですか?
挿入する一文だけでなく、前後の文章とのつながりを確認します。代名詞・接続表現・時系列・話題の流れなどを手がかりにしましょう。
Part5・6では選択肢を先に見るべきですか?
すべての問題で先に見る必要はありません。品詞など選択肢から問題タイプを判断しやすい場合には役立ちますが、問題に応じて使い分けましょう。
Part5で2択まで絞って間違える場合はどうすればいいですか?
なぜ最後の2択で迷ったのかを確認してください。語法を知らなかったのか、単語の意味を区別できなかったのかなど、原因まで分析して復習しましょう。
Part5・6の正答率を上げるには何をすればいいですか?
まず不正解を文法・語彙・語法・文脈などに分類します。苦手分野を確認してから必要な知識を復習し、類題で定着を確認しましょう。
TOEIC600点を目指す場合はPart5・6で何を勉強すべきですか?
基本単語と中学〜高校レベルの基礎文法を優先しましょう。特に品詞や動詞など、基本知識で判断できる問題を安定して正解できるようにします。
Part5・6とPart7はどちらを優先すべきですか?
現在の弱点によって異なります。
基礎文法や語彙が不足しているならPart5・6を優先し、基礎があるのに長文を読み切れない場合はPart7にも学習時間を配分しましょう。
Part5・6は毎日勉強した方がいいですか?
必ず毎日取り組む必要はありません。学習頻度よりも、間違えた原因を確認して次の問題で正解できる状態にすることが重要です。
まとめ
TOEIC Part5・6が難しいと感じる場合は、「文法が苦手だから」と一つの原因に決めつけないことが大切です。
Part5・6が苦手
↓
間違いを分析
間違い
↓
文法・語彙・語法・文脈・時間に分類
Part5
↓
問題タイプに合わせて判断
Part6
↓
文法・語彙に加えて文章の流れを確認
問題演習
↓
不正解と迷った問題を復習
という流れで取り組みましょう。自分の弱点が分かれば、必要な勉強も明確になります。
問題数だけを増やすのではなく、「なぜ間違えたのか」を一問ずつ確認することが、Part5・6の苦手克服につながります。















