TOEIC Part 7の勉強法は?時間内に解くための速読・通読トレーニング

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更新日:2026年8月14日 英語コラム

TOEIC Part 7の勉強法は?時間内に解くための速読・通読トレーニング

TOEIC Part 7で「英文はある程度読めるのに、最後まで解き終わらない」「長文になると何度も読み返してしまう」と悩んでいませんか。

Part 7でスコアを伸ばすには、単に問題数をこなすだけではなく、英文を正確に理解する力と、限られた時間で処理する力の両方が必要です。

そこでおすすめなのが、英文を丁寧に理解する「精読」と、内容を理解した文章を最初から最後まで繰り返し読む「通読」を組み合わせるトレーニングです。

この記事では、TOEIC Part 7で時間が足りなくなる原因から、精読・通読・速読の違い、具体的な通読トレーニングの方法まで詳しく解説します。

TOEIC Part 7とは?まず問題形式を確認しよう

TOEIC Part 7は、リーディングセクションの長文読解問題です。

メールや広告、チャット、記事、お知らせなど、さまざまな英文を読み、内容に関する設問へ答えます。

問題は大きく、

・1つの文書を読むシングルパッセージ
・2つの文書を読むダブルパッセージ
・3つの文書を読むトリプルパッセージ

に分けられます。

Part 7では、英文の内容を理解するだけでなく、必要な情報を素早く探したり、複数の文書を関連付けたりする力も必要です。

Part 7は時間との勝負になりやすい

TOEICのリーディングセクションは75分間です。

Part 5・6を解いた残り時間でPart 7へ取り組むため、前半に時間を使い過ぎると、長文を読む時間が不足してしまいます。

一つの目安として、Part 5を約10分、Part 6を約10分で解き、Part 7へ50〜55分程度残せると余裕を持ちやすくなります。

ただし、最適な時間配分は人によって異なります。

模試を使いながら、自分がPart 7にどれくらい時間を必要としているのか確認しましょう。

TOEIC Part 7で時間が足りなくなる5つの原因

Part 7が最後まで終わらない場合、単純に「読むのが遅い」だけとは限りません。

まずは、自分がどこで時間を使っているのか確認してみましょう。

1.英単語を見るたびに意味を考えている

英文の中に知らない単語や、意味を思い出すのに時間がかかる単語が多いと、読むスピードは下がります。

例えば1単語につき数秒止まるだけでも、長文全体では大きな時間差になります。

TOEIC頻出語彙は、見た瞬間に意味が浮かぶ状態を目指しましょう。

2.英文を日本語に訳している

英文を、

英語で読む

日本語へ訳す

意味を理解する

という順番で処理していると、時間がかかります。

特に長文では、日本語の語順に直すために英文を前後へ行き来する「返り読み」が増えやすくなります。

Part 7では、英語を前から順番に理解する練習が重要です。

3.一文ずつ完璧に理解しようとしている

本番中にすべての単語・文法を100%理解しようとすると、時間が足りなくなります。

例えば広告なら、

「何の商品なのか」
「誰向けなのか」
「期間や条件は何か」

といった重要情報を押さえれば解ける問題もあります。

勉強中は精読して構いませんが、本番では設問に必要な情報を効率よく拾うことも意識しましょう。

4.Part 5・6に時間を使い過ぎている

Part 7だけを速くしようとしても、Part 5・6に長時間使っていれば十分な時間を確保できません。

例えばPart 5で1問ずつ悩み続けると、その分Part 7の読解時間が減ります。

リーディングセクション全体で時間を管理しましょう。

5.普段から時間を測っていない

「時間をかければ解ける」と「本番時間内に解ける」は異なります。

普段から時間無制限でしか問題を解いていないと、自分の処理速度を把握できません。

まず正確に読める力を身につけ、その後は時間を測った演習も取り入れましょう。

TOEIC Part 7対策で重要な「精読・通読・速読」の違い

Part 7の読解力を伸ばすために知っておきたいのが、精読・通読・速読の違いです。

方法 目的 特徴
精読 英文を正確に理解する 語彙・文法・構造まで確認する
通読 英文を流れで理解する 最初から最後まで繰り返し読む
速読 処理速度を高める 理解を保ちながら読む速度を上げる

おすすめは、

精読

通読

速読

の順番です。

いきなり速く読もうとするのではなく、まず正確に理解できる英文を増やしましょう。

その文章を何度も通読することで、徐々に英文処理のスピードを高めていきます。

TOEIC Part 7に効果的な通読トレーニングとは?

通読トレーニングとは、内容を十分に理解した英文を、最初から最後まで繰り返し読む練習です。

ポイントは「初めて見る難しい英文を速く読むこと」ではありません。

一度精読し、

・単語の意味
・文法
・文構造
・文章全体の内容
・設問の根拠

まで理解した英文を使います。

同じ文章を繰り返すことで、最初は止まりながら読んでいた英文を、徐々にスムーズに理解できるようにしていきます。

何回読めばいい?

「必ず20回読む」といった決まりはありません。

重要なのは回数よりも、

「途中で何度も止まらない」
「英語の語順で理解できる」
「内容を把握したままスムーズに読める」

状態になっているかどうかです。

5回で十分な文章もあれば、10回以上読むことで効果を感じる文章もあるでしょう。

TOEIC Part 7の通読トレーニング【5ステップ】

ここからは、実際にPart 7の問題を使って通読トレーニングを行う方法を紹介します。

STEP1.時間を測って問題を解く

まずは、通常の問題演習としてPart 7を解きます。

このとき、

・解答時間
・正答数
・迷った問題

を記録してください。

例えば、

シングルパッセージ5問
解答時間:7分
正解:4問

というように簡単に記録しておきます。

あとで通読後に再び読めば、自分の変化を確認できます。

STEP2.英文を精読する

答え合わせをしたら、本文を丁寧に読みます。

確認したいのは、

・知らない単語
・意味が曖昧な単語
・主語と動詞
・修飾関係
・接続詞
・代名詞が指す内容
・文章の目的

などです。

例えば、

Although the store will remain open during the renovation, some sections will be temporarily unavailable.

という文章なら、

Although
=〜だけれども

remain open
=営業を続ける

temporarily unavailable
=一時的に利用できない

といった語彙・フレーズを確認します。

そのうえで、「改装中も店は営業するが、一部の売り場は使えない」という意味を正確に理解しましょう。

STEP3.設問・選択肢も精読する

Part 7の復習では、本文だけでなく設問と選択肢も確認してください。

特に、

「なぜこの選択肢が正解なのか」
「なぜほかの選択肢は違うのか」

まで説明できるようにしましょう。

TOEICでは、本文と正解選択肢が異なる表現で言い換えられていることも多いため、設問・選択肢の精読は重要です。

STEP4.英文を最初から最後まで通読する

英文の内容を完全に理解したら、本文を最初から最後まで読みます。

この段階では問題を解く必要はありません。

一文ずつ訳すのではなく、文章全体の流れを追うことに集中しましょう。

例えばメールなら、

誰から誰へのメール?

何のために送っている?

問題・変更点は何?

相手に何をしてほしい?

という流れを意識します。

STEP5.時間を測って繰り返し読む

ある程度スムーズに読めるようになったら、読む時間も測ってみましょう。

例えば、

1回目:4分10秒
3回目:3分35秒
5回目:3分05秒

のように変化を記録します。

ただし、タイムを縮めることだけを目的にしないでください。

文章を読み終えた後に、

「誰についての文章だった?」
「何が変更された?」
「読み手は次に何をする?」

などを簡単に説明できることも確認しましょう。

理解度を維持したまま時間を短くできれば、読解処理が速くなっていると考えられます。

通読するときに意識したい5つのポイント

ただ英文を何度も目で追うだけでは、効果的な通読になりにくい場合があります。

次の5点を意識してみましょう。

1.英語を語順のまま理解する

例えば、

We will send you the new schedule by Friday.

なら、

We will send you
=私たちはあなたに送ります

the new schedule
=新しいスケジュールを

by Friday
=金曜日までに

という流れで理解します。

最後まで読んでから日本語の語順に並べ替えないことがポイントです。

2.意味のまとまりで読む

英文を一語ずつ読むのではなく、意味のまとまりで捉えましょう。

For example,

Due to bad weather / the event has been postponed / until next Monday.

のように区切ります。

こうしたまとまりを意識すると、英文全体の意味を処理しやすくなります。

3.代名詞が何を指しているか確認する

Part 7では、

it
they
this
these
those

などの代名詞が頻繁に使われます。

精読時に「何を指しているのか」を確認し、その後は迷わず理解できるようにしておきましょう。

4.文章の目的を考える

Part 7では、

・商品を宣伝する
・予定変更を伝える
・苦情を伝える
・質問する
・依頼する
・感謝する

など、文章ごとに目的があります。

細かな単語だけでなく、「この文章は何のために書かれているのか」を意識すると、全体像をつかみやすくなります。

5.文章の展開を示す言葉に注目する

however
(しかし)

therefore
(したがって)

in addition
(さらに)

unfortunately
(残念ながら)

などの表現は、その後の展開を予測するヒントになります。

例えばUnfortunatelyが出てきたら、問題や悪い知らせが続く可能性が高いと予測できます。

TOEIC Part 7で重要な「言い換え」を見つける練習

Part 7では、本文に書かれている単語がそのまま正解選択肢に使われるとは限りません。

同じ意味を異なる表現で示す「言い換え」に気づけることが重要です。

例えば、

purchase

buy

approximately

about

postpone

put off

complimentary

free

のようなものがあります。

単語だけでなく文章全体が言い換えられることもある

例えば本文に、

The store will close two hours earlier than usual.

と書かれていた場合、選択肢では、

The store’s business hours will be shortened.

のように表現されることがあります。

単語一つだけを探すのではなく、意味が一致しているか判断しましょう。

通読時に言い換えもセットで確認する

精読時に見つけた言い換え表現を本文へメモしておきます。

その後の通読で、

本文の表現

設問・選択肢での言い換え

までスムーズに理解できるようにすると、実戦で役立ちます。

TOEIC Part 7を速く読むための5つのコツ

通読と並行して、日頃の読解方法も改善していきましょう。

1.頻出単語を瞬時に理解する

単語を見て数秒考えていると、長文全体では大きな時間ロスになります。

TOEIC頻出語彙は、見た瞬間に意味が出てくる状態を目指してください。

2.返り読みを減らす

英文を後ろから日本語へ訳す癖を減らし、前から理解する練習を行いましょう。

通読は、この「英語の語順で理解する感覚」を身につけるためにも役立ちます。

3.意味のまとまりで読む

単語単位ではなく、

would like to
in order to
be responsible for
as soon as possible

などのまとまりで理解すると、処理速度を上げやすくなります。

4.すべて日本語へ訳さない

本番では、自然な日本語訳を作る必要はありません。

「誰が・何をした・なぜ・いつ」といった必要な情報を英語のまま理解できれば十分です。

5.時間を測って読む

ある程度正確に読めるようになったら、定期的に時間を測りましょう。

昨日より速く読むことだけを目標にせず、正答率や理解度も一緒に記録してください。

TOEIC Part 7は本文と設問のどちらを先に読む?

Part 7では、「本文から読むべき?設問から読むべき?」と迷う人も多いでしょう。

設問を先に確認する方法は、何について問われているのか把握してから本文を読めるというメリットがあります。

例えば、

What is the purpose of the email?

とあれば、メールの目的に注目して読めます。

選択肢まで全部覚えなくてもよい

設問を先読みするときに、4つの選択肢をすべて暗記しようとすると時間がかかります。

まずは「何が聞かれているか」を確認する程度でも構いません。

おすすめの流れは、

設問を簡単に確認

本文を読む

該当情報を探す

解答

です。

ただし、本文から読んだ方が内容を理解しやすい人もいます。

模試で両方試し、自分に合う方法を選びましょう。

問題タイプ別|Part 7の読み方のコツ

Part 7では、文書のタイプによって注目するポイントが異なります。

メール・手紙

最初に、

・誰から誰へ
・何の目的で送っているか
・相手に何を求めているか

を確認します。

広告

商品やサービスの内容だけでなく、

・料金
・対象者
・期間
・条件

に注目しましょう。

お知らせ

イベントや営業時間などの変更がよく登場します。

「何が変わったのか」を意識して読みます。

チャット

誰が何を発言しているのかを整理しながら、会話の流れを追いましょう。

途中で予定や判断が変わる場合もあります。

記事

文章全体のテーマや筆者が伝えたい内容を把握します。

細部だけでなく、各段落が何を説明しているか考えましょう。

ダブル・トリプルパッセージ

複数文書問題では、一つひとつの文書だけでなく、それぞれの関係も重要です。

例えば、

広告

顧客からのメール

など、別々の文書にある情報を組み合わせて答える問題があります。

TOEIC Part 7でやってはいけない勉強法

問題を解くだけで終わる

新しい問題を大量に解いても、同じ失敗を繰り返していれば効率的とはいえません。

問題演習後の精読・復習までセットにしましょう。

答えだけ確認する

正解がBだったと確認するだけでなく、「本文のどこが根拠だったのか」まで探してください。

いきなり速読する

読めない英文を速く読もうとしても、理解度が下がる可能性があります。

まず精読し、正確に理解できる英文を増やしましょう。

毎回新しい長文だけ読む

同じ英文を繰り返す通読も取り入れましょう。

一度読んだ文章だからこそ、意味処理のスピードを上げる練習に集中できます。

通読回数だけを目標にする

「今日は20回読んだから終わり」とするのではなく、

・英文の流れを理解できる
・返り読みせず読める
・以前より短時間で読める

といった変化を確認してください。

スコア別|TOEIC Part 7の勉強法

500〜600点を目指す人

単語・文法の基礎と精読を優先しましょう。

まず短い英文を正確に読める状態を作ります。

700点を目指す人

精読だけでなく通読を増やし、英語を前から理解する練習へ進みます。

Part 7を最後まで読むための時間意識も持ちましょう。

800点を目指す人

通読に加えて、時間を測った問題演習を増やします。

本文を理解できるだけでなく、一定の速度で処理できる力が必要です。

900点以上を目指す人

複数文書問題や言い換え、意図を問う問題なども重点的に対策します。

基本問題の取りこぼしを減らしながら、細かな情報も正確に処理できる状態を目指しましょう。

1日30分でできるPart 7通読トレーニング

忙しい場合は、30分程度から始めても構いません。

時間 学習内容
5分 Part 7を時間を測って解く
10分 答え合わせ・精読
5分 語彙・言い換えを確認
10分 本文を繰り返し通読

毎日必ず新しい問題を解く必要はありません。

前日に精読した文章を翌日に再び通読する方法もおすすめです。

短い時間でも、継続して英文処理の練習を行いましょう。

TOEIC Part 7対策に関するよくある質問

Part 7には何分残せばいいですか?

一つの目安として、50〜55分程度を確保できるとPart 7へ時間を使いやすくなります。

ただし、目標スコアやPart 5・6の得意不得意によって調整しましょう。

Part 7は全部読んだ方がいいですか?

基本的には文章全体の流れを把握した方が解きやすい問題が多くあります。

ただし、本番では設問によって必要な箇所を重点的に確認することも重要です。

Part 7で時間が足りない場合はどうすればいいですか?

まず、時間不足の原因を確認しましょう。

語彙不足、返り読み、Part 5・6の時間超過など、原因によって必要な対策は異なります。

Part 7は設問を先に読むべきですか?

設問を先に確認すると、必要な情報を意識しながら本文を読めます。

一方で、本文から読んだ方が理解しやすい人もいるため、模試で試して自分に合う方法を選びましょう。

精読と速読はどちらを先にすべきですか?

精読を先に行うのがおすすめです。

正確に理解できる英文を増やした後、通読を繰り返して徐々に読む速度を上げましょう。

同じ長文は何回読めばいいですか?

決まった回数はありません。

返り読みせず内容を理解でき、以前よりスムーズに読めるようになるまで繰り返しましょう。

Part 7が伸びない原因は何ですか?

主な原因として、語彙不足、文法理解不足、返り読み、処理速度、時間配分などが考えられます。

問題を間違えたときに原因まで分析することが重要です。

まとめ

TOEIC Part 7で時間が足りない場合は、いきなり速く読もうとするのではなく、まず正確に英文を理解する力を身につけましょう。

おすすめの学習サイクルは、

問題を解く

精読する

語彙・文法・言い換えを確認する

英文を通読する

時間を測って繰り返し読む

再び問題を解く

という流れです。

精読で「読める英文」を作り、通読によってその英文を英語の語順でスムーズに処理できるようにします。

そして、理解度を維持しながら徐々に読む時間を短縮すれば、Part 7で必要になる速読力にもつながります。

「何回読んだか」ではなく、「どれだけスムーズに理解できるようになったか」を意識してトレーニングを続けましょう。

QQEnglish教師からのワンポイントアドバイス

Part 7で時間が足りないときは、「読むスピードが遅い」と一括りにせず、自分がどこで止まっているのか確認してみてください。

知らない単語で止まるなら語彙力、文構造が分からず読み直すなら文法・精読、英文を日本語へ訳しているなら英語の語順で読む練習が必要です。

内容を正確に理解できるものの処理が遅い場合は、今回紹介した通読トレーニングが役立ちます。

QQEnglishのレッスンも活用しながら、英文を前から理解する力や語彙・文法の基礎力を伸ばし、Part 7を時間内に正確に解くためのリーディング力を身につけていきましょう。

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