英語の基本動詞とは?doばかり使わず自然な英語表現を身につけよう

英語で話そうとすると、「何でもdoを使ってしまう」という経験はありませんか。
もちろん、doは「する」という意味を持つ便利な動詞ですが、あらゆる場面で使えるわけではありません。
英語にはmakeやtake、have、getなど、状況に応じて使い分ける基本動詞があり、それらを適切に使うことで、より自然で伝わりやすい英語になります。
この記事では、英語学習で特に重要な基本動詞の意味や使い分けを分かりやすく解説します。
よくある間違いやネイティブが使う自然な表現も紹介するので、英会話力や英作文力を伸ばしたい方はぜひ参考にしてください。
英語の基本動詞とは?
基本動詞とは、日常英会話やビジネス英語で頻繁に使われる、使用頻度の高い動詞のことです。
例えば、次のような動詞が代表的です。
| 動詞 | 主な意味 | 代表的な表現 |
|---|---|---|
| do | する | do homework |
| make | 作る・生み出す | make dinner |
| take | 取る・持っていく | take a picture |
| have | 持つ・経験する | have breakfast |
| get | 得る・〜になる | get home |
| give | 与える | give advice |
| go | 行く | go shopping |
| come | 来る | come back |
これらは中学校でも学ぶ基本的な単語ですが、実際には非常に幅広い意味を持っています。
ネイティブスピーカーは難しい動詞をたくさん使うのではなく、このような基本動詞をさまざまなフレーズで使い分けています。
そのため、基本動詞をしっかり身に付けることが、英語力向上への近道です。
基本動詞とは何か
英語には何万もの動詞がありますが、その中でも特に使用頻度が高いのが基本動詞です。
例えば、「作る」という意味でも、
- make
- create
- produce
- manufacture
などさまざまな動詞があります。
しかし、日常会話では最もよく使われるのはmakeです。
同じように、
「得る」であればget、「持つ・食べる・経験する」であればhaveというように、基本動詞だけで多くの場面に対応できます。
まずは基本動詞を正しく使えるようになることが、自然な英語への第一歩です。
なぜ基本動詞が重要なのか
英語初心者の中には、「難しい単語を覚えた方が英語らしくなる」と考える人もいます。
しかし、実際には逆です。
例えば、
「写真を撮る」は、
do a photo
ではなく、
take a photo
と言います。
「朝食を食べる」は、
do breakfast
ではなく、
have breakfast
です。
このように、基本動詞は決まった名詞と組み合わせて使われることが多くあります。
この組み合わせをコロケーションと呼びます。
英語らしい自然な表現を身に付けるためには、単語だけではなく「動詞+名詞」の組み合わせで覚えることが大切です。
ネイティブほど基本動詞を使う理由
英語を母語とする人は、意外にも難しい動詞ばかり使っているわけではありません。
例えば、
- get
- have
- make
- take
- go
- come
などの基本動詞を非常に多く使っています。
例えば、「到着する」という意味でも、
arrive
だけではなく、
get home
come back
などの表現が自然に使われます。
また、「作る」という意味でも、
create
より、
make
の方が日常会話では一般的です。
つまり、基本動詞を使いこなせるようになることで、よりネイティブらしい自然な英語表現ができるようになります。
基本動詞を覚えるメリット
基本動詞を学ぶメリットは数多くあります。
例えば、
- 英会話で言いたいことを伝えやすくなる。
- 英作文が自然になる。
- リスニングで聞き取れる表現が増える。
- TOEICや英検でも頻出表現に対応できる。
- 難しい単語を知らなくても会話できる。
特に英会話では、一つの基本動詞をさまざまな場面で使い回せるため、少ない語彙でもコミュニケーションが取りやすくなります。
doばかり使うと不自然になる理由
英語を学び始めた頃は、「〜する」という意味のdoを多用しがちです。
しかし、英語では「何をするのか」によって使う動詞が決まっていることが多く、何でもdoで表現すると不自然に聞こえてしまいます。
ここでは、その理由を詳しく見ていきましょう。
doは万能ではない
doは便利な動詞ですが、すべての「する」を表せるわけではありません。
例えば、次の表現を見てください。
| 不自然な表現 | 自然な表現 |
|---|---|
| do a decision | make a decision |
| do breakfast | have breakfast |
| do a photo | take a photo |
| do progress | make progress |
| do a shower | take a shower |
日本語では「〜する」とまとめて表現できますが、英語では名詞によって使う動詞が異なります。
そのため、日本語をそのまま英語へ置き換えると、不自然な表現になってしまうことがあります。
コロケーションが重要
英語では、「動詞+名詞」の決まった組み合わせが数多く存在します。
例えば、
- make a mistake
- take a break
- have lunch
- get married
- give advice
などは、それぞれ自然な組み合わせです。
これらを、
- do a mistake
- do lunch
- do married
のように言うことはできません。
英単語を一つずつ覚えるだけではなく、「どの動詞と一緒に使われるのか」まで覚えることが重要です。
ネイティブは動詞を細かく使い分けている
ネイティブスピーカーは、状況に応じて動詞を自然に使い分けています。
例えば、「作る」という場面でも、
- make dinner
- make coffee
- make a plan
- make friends
など、makeを使う表現が数多くあります。
また、「経験する」や「食べる」では、
- have breakfast
- have a meeting
- have fun
- have a good time
のようにhaveが使われます。
このような基本動詞の使い分けを覚えることで、英語らしい自然な表現ができるようになります。
基本動詞の使い分け
それでは、英会話で特によく使われる基本動詞の意味や使い方を、一つずつ詳しく見ていきましょう。
まずは、最も使用頻度が高いdoから解説します。
do
doは「する」という意味で知られていますが、「行動する」「実行する」「作業を行う」といったニュアンスを持つ動詞です。
仕事や勉強、家事など、「何かの活動」を表すときによく使われます。
代表的な表現には次のようなものがあります。
- do homework(宿題をする)
- do housework(家事をする)
- do business(仕事をする)
- do your best(ベストを尽くす)
- do exercise(運動する)
- do the dishes(食器を洗う)
- do the laundry(洗濯をする)
例文を見てみましょう。
-
I have to do my homework tonight.
(今夜は宿題をしなければなりません。) -
She does the laundry every Sunday.
(彼女は毎週日曜日に洗濯をします。) -
Let’s do our best.
(ベストを尽くしましょう。)
「何でもdo」と考えるのではなく、「活動や作業を表す場面で使う」と覚えると理解しやすくなります。
make
makeは「作る」「生み出す」という意味を持つ動詞です。
形のあるものだけではなく、計画や決定、関係など、新しいものを作り出す場合にも使われます。
よく使われる表現は次のとおりです。
- make dinner(夕食を作る)
- make breakfast(朝食を作る)
- make a cake(ケーキを作る)
- make a decision(決断する)
- make a plan(計画を立てる)
- make a mistake(間違える)
- make friends(友達を作る)
- make progress(進歩する)
例文はこちらです。
-
We made a plan for our trip.
(旅行の計画を立てました。) -
Don’t be afraid to make mistakes.
(間違いを恐れないでください。) -
She made many friends at school.
(彼女は学校でたくさんの友達を作りました。)
「何かを新しく生み出す」というイメージを持つと、使い分けがしやすくなります。
take
takeは「取る」という意味だけではなく、「持っていく」「受ける」「利用する」など、多くの意味があります。
日常会話でも非常によく使われる動詞です。
代表的な表現を見てみましょう。
- take a picture(写真を撮る)
- take a shower(シャワーを浴びる)
- take a break(休憩する)
- take medicine(薬を飲む)
- take notes(メモを取る)
- take a seat(席に着く)
- take a bus(バスに乗る)
例文です。
-
Please take a seat.
(どうぞお掛けください。) -
I took a lot of pictures.
(たくさん写真を撮りました。) -
Let’s take a short break.
(少し休憩しましょう。)
「手に取る」「受け取る」というイメージから意味が広がっていることを理解すると覚えやすくなります。
have
haveは最も使用頻度が高い基本動詞の一つです。
「持つ」という意味だけではなく、「食べる」「経験する」「受ける」など、多くの場面で使われます。
代表的な表現は次のとおりです。
- have breakfast
- have lunch
- have dinner
- have coffee
- have fun
- have a meeting
- have a cold
- have time
例文を見てみましょう。
-
We had lunch together.
(私たちは一緒に昼食を食べました。) -
I had a great time.
(とても楽しい時間を過ごしました。) -
She has a meeting this afternoon.
(彼女は今日の午後に会議があります。)
「経験する」「時間を過ごす」という意味でも使われることを覚えておきましょう。
get
getは英語学習者にとって非常に重要な動詞です。
「得る」という意味だけではなく、「到着する」「〜になる」「受け取る」など、場面によって意味が変わります。
よく使われる表現はこちらです。
- get home
- get married
- get ready
- get tired
- get better
- get a job
- get dressed
例文です。
-
I got home late.
(帰宅が遅くなりました。) -
She got married last year.
(彼女は昨年結婚しました。) -
You should get ready now.
(もう準備した方がいいですよ。)
特に「状態が変化する」という意味のgetは英会話で頻繁に登場します。
go
goは「行く」という意味だけではありません。
活動を表す名詞や動名詞と組み合わせて、多くの表現が作られます。
代表的な表現は次のとおりです。
- go shopping
- go swimming
- go camping
- go fishing
- go sightseeing
- go abroad
例文です。
-
We went shopping yesterday.
(昨日買い物へ行きました。) -
They go camping every summer.
(彼らは毎年夏にキャンプへ行きます。) -
I’d like to go sightseeing in Kyoto.
(京都へ観光に行きたいです。)
come
comeは「来る」という意味ですが、「戻る」「近づく」といった意味でも使われます。
日常生活では非常によく使われる基本動詞です。
代表的な表現はこちらです。
- come home
- come back
- come in
- come here
- come true
例文です。
-
Please come in.
(どうぞお入りください。) -
I’ll come back tomorrow.
(明日戻ります。) -
My dream came true.
(私の夢がかないました。)
特にcome trueは頻出表現なので覚えておきましょう。
give
giveは「与える」という意味だけでなく、「伝える」「提供する」という意味でも使われます。
よく使われる表現は次のとおりです。
- give advice
- give a presentation
- give a speech
- give someone a call
- give a chance
- give permission
例文を見てみましょう。
-
My teacher gave me good advice.
(先生は良いアドバイスをくれました。) -
I’ll give you a call later.
(あとで電話します。) -
Please give me another chance.
(もう一度チャンスをください。)
このように、基本動詞だけでも数え切れないほど多くの表現を作ることができます。
よくある間違い
基本動詞は簡単そうに見えますが、日本語の感覚で訳してしまうと間違いやすい表現も少なくありません。
ここでは、英語学習者が特に間違えやすい例を紹介します。
do a decision → make a decision
「決断する」はmake a decisionが正しい表現です。
decisionは「新しい決定を作る」というイメージのため、makeを使います。
do a photo → take a photo
写真は「する」のではなく、「撮る」ため、take a photoを使います。
旅行先などでも頻繁に使う表現です。
do breakfast → have breakfast
食事はhaveを使います。
- have breakfast
- have lunch
- have dinner
はまとめて覚えてしまいましょう。
do a shower → take a shower
「シャワーを浴びる」はtake a showerです。
アメリカ英語では特によく使われます。
do progress → make progress
「進歩する」はmake progressという決まった表現です。
TOEICでもよく見かけるコロケーションなので覚えておくと役立ちます。
ここまで紹介したように、英語では「名詞ごとに一緒に使う動詞」が決まっていることが多くあります。
そのため、「日本語ではどちらも『する』だからdoを使う」と考えるのではなく、「この名詞にはこの動詞を使う」とセットで覚えることが上達への近道です。
基本動詞を使った英語らしい表現
基本動詞を覚えるだけでは、自然な英語を話せるようにはなりません。
大切なのは、「どのようなフレーズで使われるのか」を知り、実際の会話で使えるようになることです。
ここでは、日常英会話やビジネスシーンで役立つ代表的な表現を紹介します。
日常英会話でよく使う表現
まずは、日常生活で頻繁に使われるフレーズを見てみましょう。
| 基本動詞 | よく使う表現 | 意味 |
|---|---|---|
| do | do my homework | 宿題をする |
| make | make breakfast | 朝食を作る |
| take | take a walk | 散歩する |
| have | have a good time | 楽しい時間を過ごす |
| get | get home | 帰宅する |
| go | go shopping | 買い物に行く |
| come | come back | 戻る |
| give | give me a hand | 手伝う |
これらはネイティブスピーカーが毎日のように使う表現です。
一つずつ覚えるよりも、フレーズ全体で覚えることをおすすめします。
ビジネス英語で使える表現
仕事でも基本動詞は欠かせません。
例えば、次のようなフレーズはビジネスシーンでよく使われます。
- make a presentation(プレゼンをする)
- make a schedule(予定を立てる)
- take responsibility(責任を負う)
- have a meeting(会議をする)
- give feedback(フィードバックする)
- get approval(承認を得る)
- come up with an idea(アイデアを思いつく)
- go over the report(報告書を確認する)
難しい単語を使わなくても、基本動詞だけで十分に仕事の会話ができます。
TOEICでよく見かける表現
TOEICでも基本動詞を使ったコロケーションは頻出です。
例えば、
- make a reservation
- make progress
- take part in
- take responsibility
- have difficulty
- get permission
- give information
- come into effect
などは、Part5やPart7で見かけることが多い表現です。
単語だけを覚えるより、「まとまり」で覚えることで、問題を解くスピードも向上します。
ネイティブがよく使うフレーズ
ネイティブスピーカーは、短くシンプルな基本動詞を使って自然に会話しています。
例えば、
- I’ll get it.
(私がやります。) - Come on!
(さあ行こう!) - Go ahead.
(どうぞ。) - Take care.
(気を付けて。) - Have fun!
(楽しんで!) - Give it a try.
(やってみて。) - Make yourself at home.
(くつろいでください。)
どれも難しい単語は使われていませんが、とても自然な英語表現です。
よくある質問
基本動詞とは何ですか?
基本動詞とは、英会話や英文で特によく使われる使用頻度の高い動詞です。
do・make・take・have・get・go・come・giveなどが代表的で、日常会話からビジネス英語まで幅広く活躍します。
doとmakeはどう違いますか?
doは「作業や活動を行う」という意味で使われることが多く、makeは「何かを作る・生み出す」という意味で使われます。
例えば、
- do homework
- make dinner
- make a decision
のように、名詞によって使う動詞が決まっています。
基本動詞だけでも英会話できますか?
はい。
基本動詞を使いこなせれば、日常英会話の多くの場面に対応できます。
難しい単語をたくさん覚えるよりも、基本動詞を正しく使い分ける方が、自然な英語につながります。
TOEICにも役立ちますか?
もちろんです。
TOEICでは、基本動詞を使ったコロケーションが数多く出題されます。
特にPart5やPart7では、「動詞と名詞の組み合わせ」を理解しているかどうかが得点につながります。
初心者はどこから覚えればよいですか?
まずは、
- do
- make
- take
- have
- get
の5つを優先して学ぶことをおすすめします。
この5つだけでも、非常に多くの英語表現を作ることができます。
基本動詞一覧まとめ
最後に、本記事で紹介した基本動詞を一覧で確認しましょう。
| 動詞 | 代表的な表現 |
|---|---|
| do | do homework / do housework |
| make | make dinner / make friends / make a decision |
| take | take a picture / take a shower / take a break |
| have | have breakfast / have fun / have a meeting |
| get | get home / get ready / get married |
| give | give advice / give a call / give permission |
| go | go shopping / go camping / go abroad |
| come | come back / come home / come true |
まずは、この一覧にあるフレーズを覚えるだけでも、英会話で使える表現が大きく増えます。
まとめ
英語の基本動詞は、中学校で学ぶ簡単な単語ばかりですが、英会話では最も重要な語彙の一つです。
doだけに頼ってしまうと、不自然な英語になることがあります。
そのため、make・take・have・get・go・come・giveなど、それぞれの動詞がどのような場面で使われるのかを理解し、「動詞+名詞」の組み合わせで覚えることが大切です。
また、例文を音読したり、オンライン英会話で実際に使ったりすることで、基本動詞はより自然に身に付きます。
まずは本記事で紹介した代表的なフレーズから覚え、英語らしい表現を少しずつ増やしていきましょう。
QQEnglish教師からのワンポイントアドバイス
基本動詞は、英語学習の土台となる重要な表現です。
QQEnglishのレッスンでは、do・make・take・have・getなどの基本動詞を使ったフレーズを、実際の会話の中で繰り返し練習できます。
「この場面ではどの動詞を使うのが自然なのか」を教師と一緒に確認しながら学べるため、英作文だけでなくスピーキング力の向上にもつながります。
難しい単語を増やす前に、まずは基本動詞を自在に使いこなせるようになることを目指しましょう。

















