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更新日:2025年10月30日 英文法

日本語のケースバイケース、英語で何て言う?類似表現も合わせて解説します!

日本語でも「それはケースバイケースだね」と言う言い方はよくしますが、英語でそれを言いたい場合は、直訳で「Case by case」で良いのでしょうか?

日本語と英語のニュアンスが若干異なるのはよくある話なので、気になる所ですよね。

今回は日本語の「ケースバイケース」に相当する表現について解説していきます。

ビジネスでもプライベートでも、非常によく使う表現なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

日本語の「ケースバイケース」について

日本語でケースバイケースという時、それは「場合による」という意味で使われています。

英語の「Case by case」に直訳しても通じるケースもありますが、所々でニュアンスの差が生じる場合があります。

英語に訳す場合、近い表現は「It depends」となります。

その他の言い方も複数あるので、以下、一覧表にしてみましたので、確認してみてください。

ニュアンス

表現

例文

場面を選ばす使える

It depends.

A: Are you going to the party?
(パーティーに行くの?)

B: It depends.
(場合によるかな。)

状況次第で

Depends on the situation.

A: Do you recommend this plan?
(このプランを勧めますか?)

B: Depends on the situation.
(状況によりますね。)

状況によって変わる

It varies.

A: How long does delivery take?
(配達にはどれくらいかかりますか?)

B: It varies.
(ケースバイケースです。)

見方によって

It depends on how you look at it.

A: Is this project a success?
(このプロジェクトは成功ですか?)

B: It depends on how you look at it.
(見方によりますね。)

状況・事情次第

It depends on the circumstances.

A: Will the meeting be held tomorrow?
(会議は明日行われますか?)

B: It depends on the circumstances.
(状況次第ですね。)

フォーマルに

On a case-by-case basis.

The requests will be reviewed on a case-by-case basis.
(リクエストは個別に審査されます。)

 

英語で「Case by case」の意味は?

では、英語の「Case by case」はどういう意味になるのでしょうか。

訳としては「ここの事例に応じて(判断する)」「状況ごとに対応する」という意味合いになります。

そのため、日本語と比べるとフォーマルな響きがあると言われており、ビジネスの場ではよく使われる表現となっています。

例文:
Since the situation is unstable, we have to handle each task case by case.
(状況は流動的なので、各案件ごとに判断をしていく必要がある。)

ちなみに文法的な説明をすると、「case by case」は副詞として扱われます。

(上の例文がまさにそうです。)

それに対して、形容詞的に扱いたい場合、「case by case」の間にはハイフンを入れることで区別をしています。

例文:We will review each issue on a case-by-case basis.
(それぞれの問題は個々の状況毎にレビューしていきます。)

「Case by case」の言い換え表現

それでは、「Case by case」を言い換えたい場合はどのような表現があるのでしょうか。

一つずつ見ていきましょう。

It depends

日本語のケースバイケースだけでなく、英語の「Case by case」のニュアンスの言い換えにも使えます。

One by one

順番に、一つずつといったニュアンスで使えます。

文脈は選びますが、「個々の事案ごとに」というニュアンスをもつ「Case by case」の言い換えとして使えます。

例文:
I know you are in a rush, but we have a lot of matters to deal with. We will check the issues one by one.
(急いでるのはわかりますが、我々はやるべきことがたくさんあります。案件は案件をひとつひとつ確認していきます。)

Individually

「個々の」という面を強調して、若干カジュアル寄りな表現と言える言い換えです。

ビジネスの場でも、使用することは可能です。

「Individually」の後に、「tailored」、「customized」、「assessed」などの語句を文脈に合わせて付け加えても良いでしょう。

例文:
We need to deal with the tasks individually; there is no shortcut.
(ここの案件には個別対応が必要です、これには近道はありません。)

Separately

これも「個々に」「個別に」というニュアンスがありますので、言い換えに使えます。

会議中に「それはまた別個にやりましょう」という場面で多用される表現です。

例文:
I understand your concern, but I think the matter is a different animal. Let’s talk about it separately.
(あなたの懸念は分かりますが、それは現状の課題とは別の話です。その件は別個にやりましょう。)

On an individual basis

上でも出た「on a case-by-case basis」はフォーマルに「個別に」という方法ですが、それをフォーマルなニュアンスのまま言い換えた表現になります。

微妙な使われ方の差異になりますが、「on a case-by-casd basis」の場合は事例の多様性やケースごとに対応することを強調したい時に、逆に個別事案や個人要素を強調したい時は「on an individual basis」を使います。

例文:
We will review the issues on a case-by-case basis, but if a particular issue is important for you, we will talk to you on an individual basis.
(私たちは事案を個別に確認しますが、あなたがそのうちひとつを重要と捉えるならば、個別に相談します。)

Depend on the situation / circumstances

状況による、というニュアンスを言い換える場合は、「situation」や「circumstances」による、として言い換えることができます。

「Situation」はコントロール可能な状況、それに対して個々の努力でコントロールできないような状況に対しては「Circumstances」を使います。

例文:
We have to consider the situation and should make an appropriate decision. What is appropriate depends on the circumstances.
(私たちは状況をよく考えて的確な判断をしないといけません。何が的確なのかは、状況によります。)

Ad hoc

「その場その場で」であったり「臨時で」という場面で使います。

文脈次第で、「個別に」「ケースバイケースに」の言い換え、または類似表現として使えます。

緊急対応的な響きもあるため、「場当たり的な」というニュアンスも出てくるため、使用する場面自体にも注意が必要です。

例文:
We need to prepare for accidents on an ad hoc basis.
(自己には都度都度備えなければならない。)

まとめ

今回は「lケースバイケース」の日本語と英語のニュアンスの違いから、言い換え表現に至るまで解説をしてきました。

日本語とは若干違う使い方をする場面も多いので、言い換え表現も併せて押さえておけば、会話の幅も広がると思いますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。

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