「担当者」は英語で何て言う?ビジネスメール・電話で使える表現とニュアンスの違い

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更新日:2026年6月24日 ビジネス英語

「担当者」は英語で何て言う?ビジネスメール・電話で使える表現とニュアンスの違い

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ビジネスシーンで「担当者」という言葉を使う機会は非常に多いですよね。しかし、「担当者」を英語の辞書で引くとたくさんの英単語が出てきます。

実は英語には、日本語の「担当者」に完全に一致する単一の単語はありません。

英語では「その人が責任者なのか、ただの窓口なのか、あるいは部署全体のスタッフなのか」といった細かいニュアンスによって、使うべき英単語が変わってきます

知らずに「責任者」を意味する単語を一般の担当者に使ってしまい、誤解を招いて困ることもあるでしょう。

この記事では、「担当者」を表す英語表現それぞれの持つニュアンスの違いを、ビジネスメールや電話でそのまま使える実践的な例文とともに徹底解説します。

「ご担当者様」といった宛名の書き方も紹介しますので、ぜひ日々の業務にお役立てください。

1. 【結論】「担当者」の英語表現、迷ったらコレ!

まずは結論から。目的やシチュエーションに合わせて、以下の表現を使い分けるのがビジネス英語の基本です。

迷った時はこの表を参考にしてください。

  • 無難で一番使いやすい「窓口担当者」 👉 contact person(連絡窓口・担当窓口)
  • 責任や権限を持っている「責任者・統括担当者」 👉 person in charge / PIC(責任者・現場監督)
  • 会社や部署を代表する「営業担当者・外部窓口」 👉 representative / rep(代表者・担当者)
  • 名前がわからない相手へのメールの宛名「ご担当者様」 👉 To Whom It May Concern(関係者各位・ご担当者様)

これら4つの表現を押さえておけば、大半のビジネスシーンに対応できます。

それでは、それぞれの細かいニュアンスやその他の表現を詳しく見ていきましょう。

2. 【役割別】「担当者」を表す英語表現と細かいニュアンス

日本語の「担当者」という言葉には、「ある特定の仕事を請け負っている人」から「プロジェクトの責任者」まで幅広い意味が含まれます。

英語では、権限の有無によって単語を明確に区別します。

① contact person:連絡窓口としての担当者(汎用性トップ)

「contact person」は、窓口対応や連絡の役割を担う担当者を指します。「contact personnel」と言うこともあります。

権限の有無にかかわらず「連絡を取るべき相手」を指すため、実務で最も使いやすく、無難な表現です。

  • 例文: The contact person greeted me with a smile, which eased my nerves a little. (担当者が笑顔で対応をしてくれたので、緊張が少しほぐれました。) Who is the right contact person for this issue? (この件の適切な窓口担当者は誰ですか?)

② person in charge (PIC):責任や権限を持つ担当者

「担当者 英語」と検索すると一番よく出てくるのがこの単語です。

しかし、「person in charge」は管理や運営を担当するような「責任ある立場の人(=責任者)」という強いニュアンスがあるため、使う際には注意が必要です。 単なる一スタッフに対して使うと大げさに聞こえてしまうことがあります。

ビジネスメールでは「PIC」と略されることも多いので、セットで覚えておきましょう。

  • 例文: The person in charge is worried about organizing the members of the new business. (担当者[責任者]は新規事業のメンバー編成に頭を悩ませています。) Please ask the PIC of the marketing department. (マーケティング部の責任者に聞いてください。)

③ representative (rep):会社を代表する担当者

「representative」も担当者と訳すことができますが、高い権限を持ち、会社や部署を代表して外部との窓口の役割をする人だというニュアンスがあります。そのため、「代表者」と訳されることもあります。

「sales representative(営業担当者)」や「customer service representative(カスタマーサポート担当者)」のように、部署名や業務内容と組み合わせて使うのが一般的です。「rep」と略されることもあります。

  • 例文: The sales representative in our company is adored by everyone. (我が社の営業担当者は皆から慕われています。)

④ person assigned to 〜:特定の業務に割り当てられた担当者

「person assigned to」は、toの後に所属や役職、仕事内容などを続けることで「〜の担当者」と言い表すことができる表現です。

「assign(割り当てる)」という動詞の通り、特定のタスクに配置された実務担当者を指します。

  • 例文: He is a person assigned to accounting. (彼は経理部の担当者です。)

⑤ staff / personnel:権限を持たない一般的な担当者・スタッフ

「staff」「personnel」は、「仕事を担当している者」というだけで、権限を持つニュアンスはありません。

お店や会社など、さまざまな場所で働く担当者に使える汎用性の高い単語です。前に所属や仕事内容を加えることで、何の担当者であるかを表現できます。

(※staffやpersonnelは「集合名詞」として扱われることが多いため、基本的には複数形にせず単数・複数の両方の意味を持ちます)

  • 例文: I’ll put you through to the recruitment staff. (採用担当者におつなぎ致します。) The sales personnelwere reprimanded by the customer for making a mistake. (ミスをしたせいでその営業部門担当者は顧客に叱責されていました。)

3. 【シチュエーション別】「担当者」を使ったビジネス英語フレーズ

ここからは、「電話」「メール」「名乗る時」など、ビジネスの実務でよく検索される具体的なシチュエーションに合わせた英語フレーズをご紹介します。

3-1. 自分が「担当者」だと名乗る場合

自分が何の担当をしているかを相手に伝えるフレーズです。

  • I am in charge of 〜.(私が〜の担当[責任者]です) 例:I am in charge of this project.(私がこのプロジェクトの担当です。)

  • I am the contact person for 〜.(私が〜の窓口担当です) 例:I am the contact person for your company.(私が貴社の窓口担当です。)

  • I am responsible for 〜.(私が〜を担当[管轄]しています) 例:I am responsible for overseas sales.(私は海外営業を担当しています。)

3-2. 電話で担当者を呼び出す・尋ねる場合

電話口で、目当ての部署の担当者につないでもらいたい時に使える定番フレーズです。

  • May I speak to the person in charge of 〜?(〜の担当者様とお話しできますか?) 例:May I speak to the person in charge of hiring?(採用担当の方とお話しできますか?)

  • Could you put me through to someone in charge of 〜?(〜の担当者の方におつなぎいただけますか?)例:Could you put me through to someone in charge of technical support?(テクニカルサポートの担当者におつなぎいただけますか?)

3-3. ビジネスメールで「ご担当者様」と宛名を書く場合

相手の名前がわからないままメールを送る場合、日本語では「ご担当者様」「関係者各位」と書きますが、英語では以下の表現を使います。

  • To Whom It May Concern,(ご担当者様 / 関係者各位) ※最もフォーマルで一般的な表現です。話す際には用いず、メールや手紙などの文書のみで使います。頭文字は大文字にするのが通例です。 例文:To Whom It May Concern, I am writing about your recruitment.(ご担当者様 採用に関してご連絡致しました。)

  • Dear [部署名] Department, / Dear [役職名], ※もう少し的を絞りたい場合に使います。 例:Dear Customer Support,(カスタマーサポート担当者様) 例:Dear Hiring Manager,(採用担当者様)

4. 実際のビジネス会話シチュエーション(実践ダイアローグ)

ここでは、「担当者」という単語を用いた実際のビジネス会話のやり取りをご紹介します。

現実に起こり得るシチュエーションを想定して声に出して練習してみましょう。

パターンA:電話で新しいプロジェクトの担当者に取り次ぐ場合

初めて電話をかける相手に、特定の業務の担当者につないでもらいたい時の基本的なやり取りです。

A(電話の掛け手): Hello. This is Taro from ABC Company. May I speak to the person in charge of the new project? (こんにちは。ABC会社の太郎と申します。新規プロジェクトの責任者の方とお話しできますでしょうか?)

B(電話の受け手): Hold on a second, please. I’ll put you through to the contact person. (少々お待ちくださいませ。窓口担当者におつなぎ致します。)

ポイント:Aさんは「責任者(person in charge)」を求めていますが、Bさんはまず「窓口となる担当者(contact person)」につなぐ、というリアルな対応例です。

パターンB:目当ての担当者が不在の場合

電話をかけたものの、相手が不在で別のスタッフが対応する場合のやり取りです。

A(電話の掛け手): Could you put me through to the sales representative? (営業担当の方におつなぎいただけますか?)

B(電話の受け手): I’m afraid the person in charge is out of the office right now. Would you like to leave a message? (申し訳ございません。現在、担当者[責任者]は外出しております。ご伝言を承りましょうか?)

5. 「担当者」とセットで覚えたい関連ビジネス英単語

「担当者」という言葉に関連して、ビジネスメールや会議で頻繁に登場する役職名や動詞を覚えておくと、より正確に状況を伝えることができます。

関連する役職名

  • Manager(マネージャー・部長・課長):部署やチームを管理する責任者。「Hiring Manager(採用担当責任者)」のように使われます。

  • Supervisor(監督者・責任者):現場の作業やスタッフを直接監督・指導する担当者です。

  • Coordinator(調整役・進行担当):プロジェクト全体の進行を管理し、各部署の意見をまとめる担当者です。

「担当者」に関連するビジネス動詞

  • hand over(〜を引き継ぐ):担当者が変わる際に自分の業務を後任に渡すこと。 例:I will hand over my duties to him.(彼に業務を引き継ぎます。)

  • take over(〜を引き継ぐ):前任者から業務を受け継ぐこと。 例:I took over this project from Smith.(私がスミスからこのプロジェクトを引き継ぎました。)

  • reach out to 〜(〜に連絡を取る):担当者にアプローチする、コンタクトを取るというビジネスの定番表現。 例:Please reach out to our contact person.(弊社の担当窓口までご連絡ください。)

6. 「担当者 英語」に関するよくある質問

英語で「担当者」と表現する際によくある疑問をまとめました。

Q1. 英語のビジネスメールで「PIC」は使ってもいいですか?

はい、使用可能です。ただし、「PIC(Person In Charge)」は社内メールや、すでに親しい取引先とのやり取りなどで使われることの多い略語です。

初めて連絡を取る相手や、極めてフォーマルなメールでは、略さずに「the person in charge」と書くか、宛名であれば「To Whom It May Concern」を使用する方が丁寧です。

Q2. 担当者が変わる(引き継ぎ)場合、英語でどう伝えますか?

「take over(引き継ぐ)」や「replace(後任となる)」という表現を使います。

  • I will be taking over as the contact person from Mr. Suzuki.(鈴木から窓口担当を引き継ぎました私〜と申します。)

  • Mr. Tanaka will replace me as the person in charge.(田中に担当を交代いたします。)

Q3. 「採用担当者」は英語で何と言いますか?

採用の決定権を持つ責任者であれば「Hiring Manager」、面接の調整やスカウトを行う採用担当スタッフであれば「Recruiter」、人事部のスタッフ全体を指す場合は「HR (Human Resources) staff」など、役割によって使い分けます。

7. まとめ

今回は、「担当者」を表す英語表現と、その細かいニュアンスの違いについて解説しました。

  • contact person:連絡をとるべき窓口の担当者
  • person in charge / PIC:決定権を持つプロジェクトの責任者
  • representative / rep:会社を代表する営業・カスタマーサポートの担当者
  • To Whom It May Concern:メールで名前がわからない相手への「ご担当者様」

    日本語ではすべて「担当者」の一言で済んでしまいますが、英語では相手の「役割」や「権限」によって言葉を使い分ける必要があります。

    最初は難しく感じるかもしれませんが、実際のシチュエーションを想像しながら例文を口に出して練習することで、自然と使い分けができるようになります。

    ビジネスの現場で恥ずかしい思いをしないよう、今のうちにマスターしておきましょう。

    頭で理解した後は、実際に英語を話してアウトプットすることが大切です。QQEnglishでは、ビジネスシーンに特化したカリキュラムも豊富にご用意しています。

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