【完全版】分詞構文の訳し方はこれで解決!6つの意味の見分け方と「魔法の万能訳」

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更新日:2026年6月24日 英文法

【完全版】分詞構文の訳し方はこれで解決!6つの意味の見分け方と「魔法の万能訳」

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長文読解や英語のテストで分詞構文(~ingや~edで始まる文)が出てくると、「どう訳していいか分からず、読むスピードが落ちてしまう…」と悩んでいませんか?

分詞構文は高校英語で習う最難関とも言える英文法の1つです。

しかし、実は訳し方のコツさえ掴めば、決して怖いものではありません。

この記事では、分詞構文の訳し方に悩む方に向けて、以下の内容を徹底解説します。

  • 迷ったらこれ!9割通じる「魔法の万能訳」
  • 分詞構文の6つの意味と、文脈から見分けるコツ【一覧表】
  • 過去分詞や完了形など、特殊な分詞構文の訳し方
  • そのまま使える分詞構文の慣用表現

この記事を最後まで読めば、英字新聞や洋書など、文章読解のレベルが格段に上がるはずです!

結論から言うとこれ!分詞構文の「魔法の万能訳」テクニック

分詞構文の訳し方でつまずいている方に、まず結論からお伝えします。

分詞構文に出くわしたら、とりあえず「〜して、そして〜」と前から順番に訳してみましょう

なぜなら、分詞構文の本来の役割は「文章をスムーズにつなぐこと」だからです。日本人は文脈から空気を読むのが得意なため、大抵はこの「〜して」という曖昧な表現で十分意味が通じます。

  • 例文: Walking on the street, I saw an accident. (あの道を歩いてい、事故を目撃した。)

  • 例文: Being a naughty boy, I often got injured. (やんちゃな子でし、よく怪我をしていた。)

長文読解で時間が足りない時は、無理に「〜だから」「〜するとき」と細かい接続詞を特定しようとせず、「〜して(〜していて)」と流して読むのが最大のコツです。

「〜して」でうまく訳せない、文脈が通らないという場合にのみ、後述する「譲歩(〜だが)」などの特殊な訳し方を疑えば問題ありません。

分詞構文の訳し方が難しい理由とは?

そもそも、なぜ分詞構文の訳し方はこんなに難しく感じるのでしょうか? それは、「接続詞」と「主語」が省略されているからです。

分詞とは、「動詞+ing」の現在分詞や「動詞+ed」の過去分詞の総称です。

英語では同じ言葉の繰り返しを嫌うため、2つの文章の主語が同じ場合、分詞を使うことで接続詞(WhenやBecauseなど)と主語を省略し、文章をスッキリ読みやすくする文法が存在します。

これが「分詞構文」です。

分詞構文は話し言葉ではほとんど使われませんが、新聞や論文など、アカデミックな場面や文字数制限のある文章で頻繁に登場します。

接続詞が隠されているため、「どの接続詞が省略されているのか?」を読者が文脈から判断しなければならず、それが訳し方を難しくしている最大の要因なのです。

【一覧表】分詞構文の6つの意味と、文脈から見分けるコツ

分詞構文には、省略された接続詞の代わりに文脈によって変化する「6つの代表的な意味(用法)」があります。 まずは、以下の表で全体像を把握しましょう。

用法 隠れている主な接続詞 基本的な訳し方 見分け方のヒント
1. 時 When / As / While 〜するとき、〜していると 前後の出来事が「同時に」または「連続して」起きているか
2. 理由 Because / As / Since 〜なので、〜だから 前半が原因となり、後半の出来事(結果)が起きているか
3. 結果 And / So 〜して、その結果〜 出来事が時間順に並んでおり、「Aの結果Bになる」関係か
4. 付帯状況 While / With 〜しながら メインの動作と同時に、別の動作を並行して行っているか
5. 条件 If もし〜すれば 後半の文章に「will」や「would」などの助動詞があるか
6. 譲歩 Though / Although 〜だけれども、〜だが 前半と後半の文章が「逆接(反対の意味)」になっているか

ここからは、それぞれの意味と訳し方のコツを、例文と一緒に詳しく解説していきます。

1. 時「〜するとき」(When)

前後の文章が時間の流れで繋がっている場合の訳し方です。

  • 例文: When I walked on the street, I saw an accident. → Walking on the street, I saw an accident. (あの道を歩いている、事故を目撃しました。)

【訳し方のコツ】 「〜している時に」「〜したとき」と訳します。万能訳である「〜していて、そして〜」を当てはめても自然に意味が通じるのが特徴です。

2. 理由「〜だから」(Because / As)

前半の分詞構文が「原因・理由」となり、後半の主節が「結果」となっている場合の訳し方です。

  • 例文: Because I was a naughty boy, I often got injured. → Being a naughty boy, I often got injured. (やんちゃな子だったので、よく怪我をしていました。)

【訳し方のコツ】 「AだからBだ」という因果関係が成り立っているかを確認しましょう。「〜なので」「〜だから」と訳すことで、文章の論理がスッキリ通ります。

3. 結果「〜して、その結果〜」(And / So)

出来事が起こった順番に並んでいる場合の訳し方です。「連続した動作」を表す際によく使われます。

  • 例文: I got too tired, so I went to bed as soon as I got home. → I got too tired, going to bed as soon as I got home. (とても疲れていたので(疲れていて)、帰宅後すぐに寝ました。

【訳し方のコツ】 「Aの結果Bになる」という意味なので、前から順番に「〜して、そして〜」と訳すのが正解です。この用法は、分詞構文が文の後半(コンマの後)に置かれることが多いのも特徴です。

4. 付帯状況「〜しながら」(While / With)

メインの動作を行いながら、同時に別の動作をしている「同時進行」を表す訳し方です。

  • 例文: I eat dinner while I talk with my family. → I eat dinner talking with my family. (家族と談笑しながら、夕飯を食べます。)

【訳し方のコツ】 「〜しながら」と訳します。ただし、現在では読者の混乱を避けるために、あえて接続詞を残して「I eat dinner while talking with my family.」と明確に表現することも多くなっています。

5. 条件「もし〜すれば」(If)

前半が「条件」となっている場合の訳し方です。

  • 例文: If I read more books, I will be smarter. → Reading more books, I will be smarter. (もしもっと本を読め、賢くなれるだろう。)

【訳し方のコツ】 「もし〜すれば」と訳します。見分ける最大のヒントは、後半の文(主節)にwill、can、would、couldなどの「助動詞」が含まれているかどうかです。助動詞があれば、「条件」の可能性が高いと判断しましょう。

6. 譲歩「〜だが」(Though / Although)

前半と後半で言っていることが「逆」になる場合の訳し方です。

  • 例文: I can understand your situation, but I still can’t help you. → Understanding your situation, I still can’t help you. (状況は理解できますが、手を貸すことはできません。)

【訳し方のコツ】 万能訳の「〜して」を当てはめてみて、「状況を理解して、そして手を貸すことはできない」と違和感(矛盾)を覚えたら、この「譲歩」を疑いましょう。「〜だけれども」「〜だが」と逆接で訳すと綺麗に意味が通ります。ただし、分詞構文でこの譲歩が使われる頻度はかなり低めです。

形から見抜く!特殊なパターンの分詞構文の訳し方

基本の「~ing」から始まる分詞構文の訳し方がわかったら、次は少し形が変わった「特殊なパターン」を攻略しましょう。形さえ覚えてしまえば、訳すのは簡単です。

過去分詞から始まる受動態の分詞構文(〜されて)

分詞構文が「~ing」ではなく、「~ed(過去分詞)」から始まっている場合があります。これは、「受動態(受け身)」の分詞構文です。

実は、このパターンの先頭には「Being」や「Having been」が省略されています。「〜されて」と訳しましょう。

  • 例文: Surrounded by mountains, the village is very quiet. (※元の形:Being surrounded by mountains, the village is very quiet.) (山に囲まれているので、その村はとても静かです。)

完了の分詞構文「Having 過去分詞」(〜したから)

「Having + 過去分詞」から始まる分詞構文は、主節(メインの文)の動作よりも、分詞構文の動作が「過去(昔)」に起きたことを表します。

  • 例文: Having finished my homework, I went to bed. (宿題を終えた後で、私は寝た。)

「宿題を終えた(過去)」→「寝た(さらに後)」という時系列の違いを強調したい時に使われます。「〜し終えて」「〜したから」と訳すのがコツです。

否定の分詞構文「Not ~ing」(〜しないので)

分詞構文を否定したい(「〜しない」と言いたい)場合は、分詞(~ing や ~ed)の直前に「Not」や「Never」を置きます。

  • 例文: Not knowing what to do, I asked for help. (どうすればいいか分からなかったので、助けを求めた。)

「〜しないから」「〜していない状態で」と訳せば自然です。

主語が違う「独立分詞構文」

分詞構文は通常「接続詞の文と主節の文の主語が同じ」場合に主語を省略しますが、主語が違う場合は、分詞の前にその主語を残す必要があります。これを「独立分詞構文」と呼びます。

  • 例文: It was raining. I couldn’t go out. (雨が降っていた。私は外出できなかった。) → It raining, I couldn’t go out. (雨が降っていたので、外出できなかった。)

前半の主語は「It(天候)」、後半は「I(私)」と異なるため、分詞構文の前に「It」が残っています。訳し方自体は基本の6つの意味(この場合は「理由」)と同じです。

意味が明確になる「接続詞+分詞構文」

分詞構文は接続詞を省略するため、書き手の意図と読み手の解釈が食い違うリスクがあります。それを防ぐため、あえて接続詞を省略せずに残した分詞構文も頻繁に登場します。

  • 例文: While reading a book, I fell asleep. (本を読んでいる間に、寝落ちしてしまった。)

「When」「While」「If」「Though」などがよく使われます。接続詞が書いてあるので、読解問題では最もラッキーなパターンです。接続詞の意味通りに訳せば間違いありません。

そのまま訳せばOK!暗記必須の分詞構文の慣用表現

分詞構文の中には、「誰が主語であっても形が変わらない、決まり文句(慣用表現)」がいくつかあります。

これらは理屈ではなく、英熟語としてそのまま暗記してしまいましょう。長文読解でも頻出です。

  • Frankly speaking(率直に言うと)

    • Frankly speaking, I don’t like him.(率直に言って、彼が好きではない。)

  • Generally speaking(一般的に言うと)

    • Generally speaking, women live longer than men.(一般的に言って、女性は男性より長生きだ。)

  • Strictly speaking(厳密に言うと)

    • Strictly speaking, a tomato is a fruit.(厳密に言うと、トマトはフルーツです。)

  • Speaking [Talking] of ~(〜と言えば)

    • Speaking of movies, have you seen the latest Marvel film?(映画と言えば、最新のマーベル映画見た?)

  • Judging from ~(〜から判断すると)

    • Judging from the sky, it will rain soon.(空模様から判断すると、すぐに雨が降るだろう。)

  • Considering ~(〜を考慮すれば)

    • Considering his age, he looks young.(彼の年齢を考慮すれば、若く見える。)

  • Provided [Providing] (that) ~(もし〜ならば ※Ifと同じ)

    • I will go, provided it is sunny.(もし晴れならば、行きます。)

  • Supposing (that) ~(もし〜ならば ※Ifと同じ)

    • Supposing you win the lottery, what will you buy?(もし宝くじに当たったら、何を買う?)

  • Given ~(〜を考慮に入れれば)

    • Given the circumstances, we have no choice.(状況を考慮に入れれば、他に選択肢はない。)

【実践練習】分詞構文の訳し方クイズ

ここまで学んだことを定着させるために、簡単な翻訳クイズに挑戦してみましょう。

万能訳「〜して」が使えるか、文脈から判断できるか試してみてください。

【問題】以下の英文を日本語に訳してください。

  1. Opening the door, he found a stray cat.

  2. Not having enough money, I couldn’t buy the ticket.

  3. Written in simple English, the book is easy to read.

【解答と解説】

1. ドアを開けると(ドアを開けて)、彼は野良猫を見つけた。 解説: 時(〜したとき)、または連続(〜して)の用法です。「ドアを開けて、猫を見つけた」という万能訳で綺麗に意味が通ります。

2. 十分なお金を持っていなかったので、私はチケットを買えなかった。 解説: 否定(Not)+ 理由(〜なので)の用法です。前半が「チケットを買えなかった」理由になっています。

3. 簡単な英語で書かれているので、その本は読みやすい。 解説: 過去分詞から始まる受動態+理由の用法です。「(本が)書かれている」という受け身の意味を見抜けるかがポイントです。

まとめ:分詞構文の訳し方をマスターして長文読解を攻略しよう!

分詞構文の訳し方について、重要なポイントをまとめます。

  • 迷ったら「〜して、そして〜」の万能訳で乗り切る!
  • 接続詞が省略されているため、文脈から「時・理由・結果・付帯状況・条件・譲歩」の6つの意味を見分ける。
  • 「~ed」から始まる場合は「〜されて(受動態)」、「Having ~」は「〜したから(完了)」と判断する。
  • 「Frankly speaking」などの慣用表現はそのまま暗記する。

分詞構文は、慣れるまではパズルを解くように難しく感じるかもしれません。

しかし、「なぜ省略されているのか?」「どの接続詞が隠れているのか?」を意識して長文読解を繰り返すうちに、自然と訳し方の引き出しが増えていくはずです。

インプットの後は、スピーキングで実践力を鍛えよう!

分詞構文をはじめとする英文法を理解し、英語の記事やニュースが少しずつ読めるようになってきたら、次は「話す力(スピーキング)」を鍛えるチャンスです!

インプットした文法知識は、実際の会話で使ってみることで初めて「使える英語」として定着します。

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