【完全版】分詞構文の訳し方はこれで解決!6つの意味の見分け方と「魔法の万能訳」

長文読解や英語のテストで分詞構文(~ingや~edで始まる文)が出てくると、「どう訳していいか分からず、読むスピードが落ちてしまう…」と悩んでいませんか?
分詞構文は高校英語で習う最難関とも言える英文法の1つです。
しかし、実は訳し方のコツさえ掴めば、決して怖いものではありません。
この記事では、分詞構文の訳し方に悩む方に向けて、以下の内容を徹底解説します。
- 迷ったらこれ!9割通じる「魔法の万能訳」
- 分詞構文の6つの意味と、文脈から見分けるコツ【一覧表】
- 過去分詞や完了形など、特殊な分詞構文の訳し方
- そのまま使える分詞構文の慣用表現
この記事を最後まで読めば、英字新聞や洋書など、文章読解のレベルが格段に上がるはずです!
結論から言うとこれ!分詞構文の「魔法の万能訳」テクニック
分詞構文の訳し方でつまずいている方に、まず結論からお伝えします。
分詞構文に出くわしたら、とりあえず「〜して、そして〜」と前から順番に訳してみましょう。
なぜなら、分詞構文の本来の役割は「文章をスムーズにつなぐこと」だからです。日本人は文脈から空気を読むのが得意なため、大抵はこの「〜して」という曖昧な表現で十分意味が通じます。
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例文: Walking on the street, I saw an accident. (あの道を歩いていて、事故を目撃した。)
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例文: Being a naughty boy, I often got injured. (やんちゃな子でして、よく怪我をしていた。)
長文読解で時間が足りない時は、無理に「〜だから」「〜するとき」と細かい接続詞を特定しようとせず、「〜して(〜していて)」と流して読むのが最大のコツです。
「〜して」でうまく訳せない、文脈が通らないという場合にのみ、後述する「譲歩(〜だが)」などの特殊な訳し方を疑えば問題ありません。
分詞構文の訳し方が難しい理由とは?
そもそも、なぜ分詞構文の訳し方はこんなに難しく感じるのでしょうか? それは、「接続詞」と「主語」が省略されているからです。
分詞とは、「動詞+ing」の現在分詞や「動詞+ed」の過去分詞の総称です。
英語では同じ言葉の繰り返しを嫌うため、2つの文章の主語が同じ場合、分詞を使うことで接続詞(WhenやBecauseなど)と主語を省略し、文章をスッキリ読みやすくする文法が存在します。
これが「分詞構文」です。
分詞構文は話し言葉ではほとんど使われませんが、新聞や論文など、アカデミックな場面や文字数制限のある文章で頻繁に登場します。
接続詞が隠されているため、「どの接続詞が省略されているのか?」を読者が文脈から判断しなければならず、それが訳し方を難しくしている最大の要因なのです。
【一覧表】分詞構文の6つの意味と、文脈から見分けるコツ
分詞構文には、省略された接続詞の代わりに文脈によって変化する「6つの代表的な意味(用法)」があります。 まずは、以下の表で全体像を把握しましょう。
ここからは、それぞれの意味と訳し方のコツを、例文と一緒に詳しく解説していきます。
1. 時「〜するとき」(When)
前後の文章が時間の流れで繋がっている場合の訳し方です。
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例文: When I walked on the street, I saw an accident. → Walking on the street, I saw an accident. (あの道を歩いている時、事故を目撃しました。)
【訳し方のコツ】 「〜している時に」「〜したとき」と訳します。万能訳である「〜していて、そして〜」を当てはめても自然に意味が通じるのが特徴です。
2. 理由「〜だから」(Because / As)
前半の分詞構文が「原因・理由」となり、後半の主節が「結果」となっている場合の訳し方です。
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例文: Because I was a naughty boy, I often got injured. → Being a naughty boy, I often got injured. (やんちゃな子だったので、よく怪我をしていました。)
【訳し方のコツ】 「AだからBだ」という因果関係が成り立っているかを確認しましょう。「〜なので」「〜だから」と訳すことで、文章の論理がスッキリ通ります。
3. 結果「〜して、その結果〜」(And / So)
出来事が起こった順番に並んでいる場合の訳し方です。「連続した動作」を表す際によく使われます。
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例文: I got too tired, so I went to bed as soon as I got home. → I got too tired, going to bed as soon as I got home. (とても疲れていたので(疲れていて)、帰宅後すぐに寝ました。)
【訳し方のコツ】 「Aの結果Bになる」という意味なので、前から順番に「〜して、そして〜」と訳すのが正解です。この用法は、分詞構文が文の後半(コンマの後)に置かれることが多いのも特徴です。
4. 付帯状況「〜しながら」(While / With)
メインの動作を行いながら、同時に別の動作をしている「同時進行」を表す訳し方です。
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例文: I eat dinner while I talk with my family. → I eat dinner talking with my family. (家族と談笑しながら、夕飯を食べます。)
【訳し方のコツ】 「〜しながら」と訳します。ただし、現在では読者の混乱を避けるために、あえて接続詞を残して「I eat dinner while talking with my family.」と明確に表現することも多くなっています。
5. 条件「もし〜すれば」(If)
前半が「条件」となっている場合の訳し方です。
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例文: If I read more books, I will be smarter. → Reading more books, I will be smarter. (もしもっと本を読めば、賢くなれるだろう。)
【訳し方のコツ】 「もし〜すれば」と訳します。見分ける最大のヒントは、後半の文(主節)にwill、can、would、couldなどの「助動詞」が含まれているかどうかです。助動詞があれば、「条件」の可能性が高いと判断しましょう。
6. 譲歩「〜だが」(Though / Although)
前半と後半で言っていることが「逆」になる場合の訳し方です。
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例文: I can understand your situation, but I still can’t help you. → Understanding your situation, I still can’t help you. (状況は理解できますが、手を貸すことはできません。)
【訳し方のコツ】 万能訳の「〜して」を当てはめてみて、「状況を理解して、そして手を貸すことはできない」と違和感(矛盾)を覚えたら、この「譲歩」を疑いましょう。「〜だけれども」「〜だが」と逆接で訳すと綺麗に意味が通ります。ただし、分詞構文でこの譲歩が使われる頻度はかなり低めです。
形から見抜く!特殊なパターンの分詞構文の訳し方
基本の「~ing」から始まる分詞構文の訳し方がわかったら、次は少し形が変わった「特殊なパターン」を攻略しましょう。形さえ覚えてしまえば、訳すのは簡単です。
過去分詞から始まる受動態の分詞構文(〜されて)
分詞構文が「~ing」ではなく、「~ed(過去分詞)」から始まっている場合があります。これは、「受動態(受け身)」の分詞構文です。
実は、このパターンの先頭には「Being」や「Having been」が省略されています。「〜されて」と訳しましょう。
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例文: Surrounded by mountains, the village is very quiet. (※元の形:Being surrounded by mountains, the village is very quiet.) (山に囲まれているので、その村はとても静かです。)
完了の分詞構文「Having 過去分詞」(〜したから)
「Having + 過去分詞」から始まる分詞構文は、主節(メインの文)の動作よりも、分詞構文の動作が「過去(昔)」に起きたことを表します。
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例文: Having finished my homework, I went to bed. (宿題を終えた後で、私は寝た。)
「宿題を終えた(過去)」→「寝た(さらに後)」という時系列の違いを強調したい時に使われます。「〜し終えて」「〜したから」と訳すのがコツです。
否定の分詞構文「Not ~ing」(〜しないので)
分詞構文を否定したい(「〜しない」と言いたい)場合は、分詞(~ing や ~ed)の直前に「Not」や「Never」を置きます。
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例文: Not knowing what to do, I asked for help. (どうすればいいか分からなかったので、助けを求めた。)
「〜しないから」「〜していない状態で」と訳せば自然です。
主語が違う「独立分詞構文」
分詞構文は通常「接続詞の文と主節の文の主語が同じ」場合に主語を省略しますが、主語が違う場合は、分詞の前にその主語を残す必要があります。これを「独立分詞構文」と呼びます。
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例文: It was raining. I couldn’t go out. (雨が降っていた。私は外出できなかった。) → It raining, I couldn’t go out. (雨が降っていたので、外出できなかった。)
前半の主語は「It(天候)」、後半は「I(私)」と異なるため、分詞構文の前に「It」が残っています。訳し方自体は基本の6つの意味(この場合は「理由」)と同じです。
意味が明確になる「接続詞+分詞構文」
分詞構文は接続詞を省略するため、書き手の意図と読み手の解釈が食い違うリスクがあります。それを防ぐため、あえて接続詞を省略せずに残した分詞構文も頻繁に登場します。
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例文: While reading a book, I fell asleep. (本を読んでいる間に、寝落ちしてしまった。)
「When」「While」「If」「Though」などがよく使われます。接続詞が書いてあるので、読解問題では最もラッキーなパターンです。接続詞の意味通りに訳せば間違いありません。
そのまま訳せばOK!暗記必須の分詞構文の慣用表現
分詞構文の中には、「誰が主語であっても形が変わらない、決まり文句(慣用表現)」がいくつかあります。
これらは理屈ではなく、英熟語としてそのまま暗記してしまいましょう。長文読解でも頻出です。
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Frankly speaking(率直に言うと)
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Frankly speaking, I don’t like him.(率直に言って、彼が好きではない。)
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Generally speaking(一般的に言うと)
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Generally speaking, women live longer than men.(一般的に言って、女性は男性より長生きだ。)
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Strictly speaking(厳密に言うと)
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Strictly speaking, a tomato is a fruit.(厳密に言うと、トマトはフルーツです。)
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Speaking [Talking] of ~(〜と言えば)
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Speaking of movies, have you seen the latest Marvel film?(映画と言えば、最新のマーベル映画見た?)
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Judging from ~(〜から判断すると)
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Judging from the sky, it will rain soon.(空模様から判断すると、すぐに雨が降るだろう。)
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Considering ~(〜を考慮すれば)
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Considering his age, he looks young.(彼の年齢を考慮すれば、若く見える。)
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Provided [Providing] (that) ~(もし〜ならば ※Ifと同じ)
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I will go, provided it is sunny.(もし晴れならば、行きます。)
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Supposing (that) ~(もし〜ならば ※Ifと同じ)
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Supposing you win the lottery, what will you buy?(もし宝くじに当たったら、何を買う?)
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Given ~(〜を考慮に入れれば)
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Given the circumstances, we have no choice.(状況を考慮に入れれば、他に選択肢はない。)
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【実践練習】分詞構文の訳し方クイズ
ここまで学んだことを定着させるために、簡単な翻訳クイズに挑戦してみましょう。
万能訳「〜して」が使えるか、文脈から判断できるか試してみてください。
【問題】以下の英文を日本語に訳してください。
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Opening the door, he found a stray cat.
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Not having enough money, I couldn’t buy the ticket.
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Written in simple English, the book is easy to read.
【解答と解説】
1. ドアを開けると(ドアを開けて)、彼は野良猫を見つけた。 解説: 時(〜したとき)、または連続(〜して)の用法です。「ドアを開けて、猫を見つけた」という万能訳で綺麗に意味が通ります。
2. 十分なお金を持っていなかったので、私はチケットを買えなかった。 解説: 否定(Not)+ 理由(〜なので)の用法です。前半が「チケットを買えなかった」理由になっています。
3. 簡単な英語で書かれているので、その本は読みやすい。 解説: 過去分詞から始まる受動態+理由の用法です。「(本が)書かれている」という受け身の意味を見抜けるかがポイントです。
まとめ:分詞構文の訳し方をマスターして長文読解を攻略しよう!
分詞構文の訳し方について、重要なポイントをまとめます。
- 迷ったら「〜して、そして〜」の万能訳で乗り切る!
- 接続詞が省略されているため、文脈から「時・理由・結果・付帯状況・条件・譲歩」の6つの意味を見分ける。
- 「~ed」から始まる場合は「〜されて(受動態)」、「Having ~」は「〜したから(完了)」と判断する。
- 「Frankly speaking」などの慣用表現はそのまま暗記する。
分詞構文は、慣れるまではパズルを解くように難しく感じるかもしれません。
しかし、「なぜ省略されているのか?」「どの接続詞が隠れているのか?」を意識して長文読解を繰り返すうちに、自然と訳し方の引き出しが増えていくはずです。
インプットの後は、スピーキングで実践力を鍛えよう!
分詞構文をはじめとする英文法を理解し、英語の記事やニュースが少しずつ読めるようになってきたら、次は「話す力(スピーキング)」を鍛えるチャンスです!
インプットした文法知識は、実際の会話で使ってみることで初めて「使える英語」として定着します。
「頭では分かっているのに、いざ外国人を目の前にすると言葉が出てこない…」という方は、ぜひオンライン英会話を活用してみてください。
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