英語の接頭辞|役割の説明と意味別一覧表付き

新規登録・無料体験
はこちらから
CLICK
  1. オンライン英会話ならQQ English
  2. 英語ブログ
  3. 英語の接頭辞|役割の説明と意味別一覧表付き
英語ブログ
検索
更新日:2025年9月18日 英文法

英語の接頭辞|役割の説明と意味別一覧表付き

英語の語彙力を伸ばしたいと思ったとき、

「単語を丸暗記するのは大変…」
「初めて見る単語の意味がつかめない…」

そんな悩みを解決してくれるのが、英語の「接頭辞(prefix)」 の知識です。

接頭辞を知っておくと、初めて見る単語でも意味を推測しやすくなり、丸暗記に頼らない効率的な単語学習が可能になります。

この記事では、接頭辞の役割を解説し、よく使われる接頭辞を意味別に整理して一覧にしました。

代表的な単語や例文もあわせて紹介しているので、学びながらすぐに使える知識が身につきます。

ぜひ本記事を参考に、英語接頭辞の知識を身につけ、語彙力アップを目指しましょう。

接頭辞とは?|英語接頭辞の定義と役割

「接頭辞(prefix)」 とは、英単語の先頭につけて意味を変えるパーツのことです。

語幹(単語の中心部分)の意味を補足したり、反対の意味に変化させたりします。

  • happy(幸せ) → unhappy(不幸せ)
  • possible(可能な) → impossible(不可能な)

接尾辞との違い

一方、「接尾辞(suffix)」は単語の末尾につけて、品詞や意味を変化させる役割を持ちます。

種類

位置

働き

接頭辞

単語の前

意味を付け足す・変える

dislike
(好きではない)

接尾辞

単語の後ろ

品詞を変える・意味を補う

happiness
(幸せという状態)

英単語の多くは「接頭辞+語幹+接尾辞」という構造で成り立ちます。

この仕組みを理解すると、未知の単語も意味を推測しやすくなります。

英語の接頭辞を覚えるメリット

英語の接頭辞を覚えると、初めて見る単語でも意味を推測できるようになります。

また、ひとつ接頭語を覚えると関連する単語も覚えやすいというメリットもあります。

メリット1. 知らない単語でも意味を推測できる

英語学習で大きな壁になるのが「知らない単語がある」です。

しかし接頭辞を理解していれば、たとえば 「unhappy」 を見ても

  • un-:否定(〜でない)
  • happy:幸せ

「幸せでない状態」=不幸と推測できます。

メリット2. 語彙力が一気に増える

接頭辞と語幹をセットで覚えると、単語を1つずつ暗記するよりも効率的です。

同じ接頭辞を持つ単語は意味に共通点があるため、ひとつ覚えれば関連する単語もまとめて習得できます。

例:

  • pre-(前に) → preview(事前に見る)、predict(予測する)、prepare(準備する)
  • anti-(反対) → antisocial(反社会的)、antivirus(ウイルス対策の)、antifreeze(不凍液)

英語の接頭辞一覧|代表単語と例文つき

1. 否定・反対を表す接頭辞

接頭辞

意味

代表単語

例文

un-

否定・反対

  • unhappy(不幸せな) 
  • unfair(不公平な)

She was unhappy with the results.
(彼女は結果に満足していませんでした。)

dis-

否定・逆

  • dislike(嫌う)
  • disconnect(切断する)

I dislike waking up early.
(私は早起きが嫌いです。)

in- / im-

否定

  • invisible(見えない)
  • impolite(無礼な)

It’s impossible to finish in one day.
(1日で終わらせるのは不可能です。)

non-

否定(形式的)

  • nonstop(ノンストップの)

This is a nonstop flight to London.
(これはロンドン行きの直行便です。)

a-

欠如・不在

  • amoral(非道徳的な)

The decision was completely amoral.
(その決定は完全に非道徳的でした。)

2. 時間・順序を表す接頭辞

接頭辞

意味

代表単語

例文

re-

再び・繰り返し

  • replay(再生する)
  • review(見直す)

Let’s replay the video.
(動画をもう一度再生しましょう。)

pre-

前に・事前に

  • prepare(準備する)

I need to prepare for the meeting.
(会議の準備をしなければなりません。)

post-

後に・のちに

  • postpone(延期する)

The event was postponed due to rain.
(イベントは雨で延期されました。)

fore-

前もって

  • foresee(予見する)

No one could foresee the accident.
(誰もその事故を予見できませんでした。)

3. 場所・方向を表す接頭辞

接頭辞

意味

代表単語

例文

sub-

下に・下位の

submarine(潜水艦)

The submarine sank into the deep ocean.
(潜水艦は深海へ沈みました。)

super-

上に・非常に

supermarket(スーパーマーケット)

I went to the supermarket to buy groceries.
(食料品を買いにスーパーへ行きました。)

inter-

~の間・相互に

international(国際的)

She works for an international company.
(彼女は国際企業で働いています。)

trans-

向こう側・移動

transport(輸送する)

Goods are transported by ship.
(商品は船で輸送されます。)

ex-

外へ・外部

export(輸出する)

Japan exports cars to many countries.
(日本は多くの国へ車を輸出しています。)

4. 数量・程度を表す接頭辞

接頭辞

意味

代表単語

例文

over-

過剰・上回る

overeat(食べすぎる)

I overate at the party.
(パーティーで食べすぎました。)

under-

不足・下回る

underestimate(過小評価する)

Don’t underestimate her skills.
(彼女の能力を過小評価してはいけません。)

multi-

多数の・複数の

multinational(多国籍の)

He works for a multinational corporation.
(彼は多国籍企業で働いています。)

semi-

半分・部分的

semifinal(準決勝)

Our team reached the semifinal.
(私たちのチームは準決勝に進出しました。)

hyper-

非常に・過度の

hyperactive(多動性の)

The child is hyperactive and full of energy.
(その子は多動でエネルギーにあふれています。)

5. 態度・関係を表す接頭辞

接頭辞

意味

代表単語

例文

co- / com- / con-

共に・一緒に

cooperate(協力する)

We need to cooperate to solve the problem.
(問題解決のために協力する必要があります。)

pro-

前向き・支持

promote(促進する)

The campaign aims to promote healthy eating.
(そのキャンペーンは健康的な食生活を促進することを目的としています。)

anti-

反対・対抗

antivirus(ウイルス対策)

I installed new antivirus software.
(新しいウイルス対策ソフトをインストールしました。)

auto-

自動・自己

automatic(自動の)

The door opens automatically.
(そのドアは自動で開きます。)

self-

自分自身の

self-esteem(自尊心)

Good self-esteem is important for mental health.
(健全な自尊心はメンタルヘルスに重要です。)

 

英単語学習を効率化する接頭辞の覚え方

英単語を丸暗記するのではなく、接頭辞や語根といった「意味のパーツ」に注目して覚えると、語彙力は効率的に伸びます。

ここでは、その覚え方とコツを紹介します。

1. 接頭辞+語根で意味を推測する方法

多くの英単語は、接頭辞と語根の組み合わせでできています。

意味を分解して理解すると、初めて出会う単語でも意味を推測できます。

たとえば「transport」は「輸送する」という意味ですが、分解するとこうなります。

接頭辞

語根

意味の組み立て

trans(向こうへ)

port(運ぶ)

向こうへ運ぶ → 輸送する

このように接頭辞を知っておくと、初めて出会う単語の意味も想像できるようになります。

2. 反対語をペアで覚える方法

接頭辞の違いで意味が反対になる単語は、ペアで覚えると記憶が定着しやすいです。

単語

反対語

意味ペア

like

dislike(接頭辞:dis-)

好き ↔ 嫌い

possible

impossible(接頭辞:im-)

可能 ↔ 不可能

appear

disappear(接頭辞:dis-)

現れる ↔ 消える

 

まとめ|接頭辞を理解して英語力を効率的に伸ばそう

英語の接頭辞は、単語の意味やニュアンスを大きく変える重要なパーツです。

接頭辞の種類と役割を知っておくことで、初めて見る単語の意味を推測しやすくなり、語彙力を飛躍的に高められます。

また、反対語のペアや共通の接頭辞を持つ単語をまとめて覚えることで、学習効率もアップします。

日々の英単語学習に接頭辞の知識を取り入れれば、辞書に頼らずとも文章の理解がスムーズになり、リーディングやリスニングにも自信がつきます。

今日からぜひ、接頭辞を意識した学習を始めてみてください。

こちらの記事もおすすめ

無料体験にクレジットカードの登録は必要ありません!

日本人のサポート付き無料体験レッスンはこちら