その他を説明したいときの「~などなど」、使い分けられる?

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更新日:2026年5月31日

「など」は英語でどう表現する?etc.だけじゃない場面別の使い分け・例文を徹底解説

日本語の会話や文章で頻繁に使う「〜など」。英語に訳そうとしたとき、真っ先に「etc.」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

しかし、英語には「etc.」以外にも、ビジネスシーンで好まれる丁寧な言い回しや、日常会話でネイティブがよく使うカジュアルな表現など、状況に応じた複数の「など」が存在します。

これらを正しく使い分けないと、相手に不自然な印象を与えてしまうこともあります。

本記事では、「など」を意味する代表的な英語表現と、それぞれの正しい文法ルール、ネイティブのニュアンスを例文付きで徹底解説します。

「etc.以外の言い方がわからない」「会話とビジネスでの適切な使い分けを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

【早見表】「など」を表す英語表現と使い分け

まずは結論として、状況別の代表的な表現をまとめました。迷った際はこちらを確認してください。

  • etc.:最も一般的。主に書面で「モノ・事柄」に対して使う。

  • and so on / and so forth:フォーマル。ビジネスシーンや丁寧な会話に適している。

  • et al.:論文や参考文献などで「人」に対して使う。

  • and things like that:カジュアル。日常会話でネイティブが最もよく使う表現。

  • or something:カジュアル。「〜とかそんな感じ」とあやふやに伝える表現。

  • blah blah blah:スラング。重要でないことを適当に省略する(かくかくしかじか)。

1. 定番かつフォーマルな「など」の英語表現(ビジネス・書面向け)

まずは、ビジネスメールや公的な書類、丁寧な会話などで活躍するフォーマルな「など」の表現を見ていきましょう。

最も一般的な「etc.」(ラテン語由来)

私たち日本人にとって一番馴染みのある表現が「etc.」です。

これはラテン語の「et cetera(エトセトラ)」の略語であり、基本的に「モノ」や「行動」に対して使用します。人に対しては使わない点に注意しましょう。

  • 例文:I bought clothes, a bag, etc. (服やバッグなどを買いました。)

「etc.」は常に文の最後に置きます。「A, B, C, etc.」のようにカンマで区切って羅列しますが、「etc.」の前には「and」を入れません(理由は後述の文法ルールで解説します)。

また、「略語」であることを示すための最後のピリオド(.)は必須ですので、書き忘れに注意してください。

ビジネスで丁寧な「and so on / and so forth」

「etc.」の代わりに使える、よりフォーマルな言い回しが「and so on」や「and so forth」です。ビジネス文書やフォーマルなスピーチなどで好んで使われます。

「etc.」よりも響きが丁寧で、口頭でも非常に言いやすい表現です。

  • 例文:I like donuts, cakes, and so on. (私はドーナツやケーキなどが好きです。)

さらに、この2つを組み合わせて「and so on and so forth」と連続して言うことで、「〜などなど」と対象がまだまだ続くことをより強力に強調する、非常に丁寧な表現になります。

論文や参考文献で人に対して使う「et al.」

「et al.(エト・アール)」もラテン語の「et alii」が語源で、「and others(その他の人々)」という意味を持ちます。

見た目は「etc.」に似ていますが、決定的な違いは「人」に対して使う点です。主に学術論文やレポートの参考文献で、複数の著者を省略して「〇〇氏ほか」と表記する際に用いられます。日常会話で使われることはほぼありません。

  • 例文:This research was conducted by Dr. Smith, Dr. Johnson, et al. (この研究はスミス博士、ジョンソン博士らによって行われました。)

2. 日常会話でよく使われるカジュアルな「など」(口語向け)

実は、ネイティブスピーカーは日常会話で「etc.」をあまり使いません。響きが少し堅苦しく聞こえるためです。

ここでは、友人や同僚との会話で活躍する、より自然な表現をご紹介します。

ネイティブが頻繁に使う「and things like that / and stuff like that」

会話の中で「〜とかそんな感じのもの」と言いたいときに、ネイティブが最も高い頻度で使うのが「and things like that」や「and stuff like that」です。

「etc.」を口語にしたような表現で、非常に自然な響きを持ちます。

  • 例文:We talked about our hobbies and things like that. (私たちは趣味とかそういったことについて話しました。)

「stuff」は「もの・こと」を表すカジュアルな単語なので、「and stuff like that」の方が友人同士の気軽な会話により適しています。

あやふやに伝える「or something (like that)」

相手に選択肢を提示しつつ、「〜とかそんな感じ」と少し言葉を濁したり、正確な言葉を思い出せない時に便利に使える表現です。

「and」ではなく「or」を使うことで、曖昧さが生まれます。

  • 例文:Do you want to grab a coffee or something? (コーヒーか何か飲みに行かない?)

適当にごまかす・省略する「blah blah blah」

会話の中で「あれをして、これをして…などなど(かくかくしかじか)」と、相手にとってあまり重要ではない部分や、退屈な詳細をわざと省略する際に使うスラングです。

  • 例文:He was talking about his ex-girlfriend, how much he misses her, blah blah blah. (彼は元カノのことや、どれだけ寂しいかとか、かくかくしかじか話していたよ。)

音の響きからも「だるそうな感じ」や「これ以上話す(聞く)価値がない」というニュアンスが伝わるため、使う場面や相手には少し注意が必要です。

3. 「その他」を意味する関連英語表現

「など」という直接的な訳ではないものの、文脈によっては「その他」として活用できる便利な表現も併せて覚えておきましょう。

期待感を持たせる「and more」

広告やイベントの告知、ウェブサイトのバナーなどで非常によく見かける表現です。「〜など他にもたくさんありますよ!」と、顧客や読者の期待感を煽るようなポジティブなニュアンスを持っています。

  • 例文:We offer drinks, snacks, and more! (ドリンクやスナック、その他多数をご用意しております!)

  • ※「etc.」を使うよりも、商業的で魅力的な響きになります。

別の 人・物・場所を指す「else」

「何か他のもの」「誰か他の人」と言いたいときに欠かせないのが「else」です。疑問詞(Who, What, Whereなど)や、不定代名詞(anything, someoneなど)と組み合わせて使います。

  • 例文①:Is there anything else? (他に何かありますか?)

  • 例文②:Who else is coming to the party? (他に誰がパーティーに来ますか?)

雑多なものをまとめる「miscellaneous (misc.)」

ビジネスシーンでの書類整理や、経理の勘定科目などで使われる堅い表現です。「種々雑多な」「分類できないその他のもの」という意味を持ちます。日常会話では使いませんが、フォルダ名や書類の「その他」欄などで「Misc.」と略されてよく登場します。

  • 例文:Please put these documents in the miscellaneous folder. (これらの書類はその他(雑多)フォルダに入れておいてください。)

4. 【重要】日本人が間違いやすい「など」の文法ルール

英語で「など」を表現する際、特に「etc.」の扱いで日本人が無意識にやってしまいがちな文法上のミスがあります。

ここでは、明確な言語学的ルールに基づく「NGな組み合わせ」を2つ解説します。

❌ 「etc.」の前に「and」は置かない

複数のものを羅列するとき、英語では最後の単語の前に「and」を置くのが基本です(例:A, B, and C)。そのため、「A, B, and etc.」としてしまう人が非常に多いのですが、これは文法的に誤りです。

【理由(事実)】 「etc.」の語源であるラテン語「et cetera」の 「et」には、すでに「and(〜と)」という意味が含まれているからです。

つまり、「and etc.」と書くと「and and the rest」となり、「and」が重複してしまいます。正しくは「and」を入れず、カンマの後に直接「etc.」を置きます。

  • :apples, oranges, and etc.

  • :apples, oranges, etc.

❌ 「such as」や「For example」と「etc.」の重複使用は避ける

「例えば〜など」と言いたいときに、such as A, B, etc.」や「For example, A, B, etc.」としてしまうのも、英語の文法ルールではNGとされています。

「such as」や「For example」は、その時点で「これから一部の例を挙げます(すべてではありません)」ということを示しています。一方の「etc.」も「その他(まだまだある)」という省略を意味します。

これらを同時に使うと、「例示」の意味が重複してしまい、英文として非常に不格好になるとされています。

  • :I like fruits such as apples, bananas, etc.

  • :I like fruits such as apples and bananas. (※such asを使うならetc.は不要。最後の項目の前にはandを置く)

5. まとめ

今回は、「など」を意味する英語表現について、シチュエーション別の使い分けから細かい文法ルールまで徹底解説しました。

  • 書類やビジネスには:etc. / and so on

  • 人に対しては:et al.

  • 日常会話には:and things like that / or something

「など」=「etc.」と丸暗記してしまうのは危険です。特に実際の英会話では、「and things like that」などのカジュアルな表現が圧倒的によく使われます。

今後は「自分が今、どんな場面で誰に向かって話している(書いている)のか」を意識して、ぜひ適切な「など」の英語表現を使い分けてみてください。

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