英語の過去形はどうやって作る?過去形のルールを例文と一緒に徹底解説!

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更新日:2026年5月31日

英語の過去形とは?作り方のルール・不規則動詞・発音を例文付きで徹底解説

英語を学習する上で、必ずマスターしなければならない最重要項目のひとつが「過去形」です。

日常会話の大部分は「昨日〇〇をした」「〇〇へ行った」といった過去の出来事を中心に回っているため、過去形を使いこなせるかどうかで英語の表現力は劇的に変わります

しかし、「規則動詞のedの付け方や発音が曖昧」「不規則動詞が覚えられない」「現在完了形との違いが分からない」と悩む英語学習者は少なくありません。

この記事では、英語の過去形が持つ「時」の感覚といった基本概念から、規則変化・不規則変化の作り方、発音のルール、そして否定文・疑問文の作り方まで、英語の過去形に関するあらゆる知識を解説します。

豊富な例文と一覧表を交えて論理的に解説していくので、この記事を最後まで読めば、過去形に関する疑問はすべて解決するはずです。

1. 英語の「過去形」とは?基本概念を正しく理解しよう

英語の過去形の作り方を暗記する前に、まずは「過去形がどのような感覚を表すのか」という基本概念を正しく理解することが重要です。

ここを理解していないと、実際の会話で適切な時制を選ぶことができません。

1-1. 英語の過去形が表す「時」の感覚

英語の過去形は、一言で表すと「現在の状態とは切り離された、過去のある一点における事実や状態」を表します。

過去に起こった出来事や、過去の一定期間に継続していた状態を「過去の事実」として客観的に述べる際に使用されます。

最も重要なポイントは、「今(現在)がどうであるかは全く関係がない」という点です。過去形が表現できるのは、あくまで「過去のあの時」のことだけです。

1-2. 要注意!日本語の過去形とのズレ

私たちは普段、日本語の「〜した」「〜だった」をそのまま英語の過去形に当てはめようとしがちですが、実は日本語の過去形と英語の過去形にはニュアンスのズレが生じる場合があります。

例えば、駅のホームで電車を待っていて、電車がホームに入ってきた場面を想像してください。

日本語では「あ、電車が来た」と言いますよね。 これをそのまま直訳して “The train came.” と過去形にしてしまうと、英語のネイティブスピーカーには不自然に聞こえます。

なぜなら、英語の過去形は「現在とは切り離された過去の事実」を表すからです。”The train came.” は「(昨日などの過去に)電車が来た」という事実を述べるだけで、目の前で起きている「今」の臨場感を含みません。

この場合、英語では “Here comes the train.” のように現在形を使うのが自然です。日本語の「〜た」が常に英語の過去形とイコールになるわけではないことを覚えておきましょう。

1-3. 過去形と「現在完了形」の決定的な違い

英語学習者が最も混同しやすいのが、「過去形」と「現在完了形(have + 過去分詞)」の違いです。

以下の2つの例文の違いを明確に説明できるでしょうか?

  1. I lost my wallet.(過去形)

  2. I have lost my wallet.(現在完了形)

どちらも日本語に訳すと「私は財布を落とした」となりますが、ネイティブスピーカーが受け取るニュアンスは全く異なります。

  • 過去形(I lost my wallet.) 過去のある時点で財布を落としたという「事実」だけを伝えています。重要なのは、「今、財布が見つかったかどうかは分からない」ということです。「昨日財布を落としたけど、今朝見つかった」という場合でも過去形を使います。

  • 現在完了形(I have lost my wallet.) 過去に財布を落とし、「そして今も財布がない(困っている)」という「現在への影響」までを含んで伝えています。

「過去形は現在と切り離されている」というルールを意識すると、この違いが明確に理解できるようになります。

2. 規則変化動詞の過去形の作り方(スペルのルール)

ここからは、実際に動詞を過去形にする際のルールを解説します。

英語の動詞には、一定のルールに従って語尾が変化する「規則動詞と、ルールを無視して形が変わる不規則動詞」の2種類があります。

まずは、ベースとなる規則動詞の過去形の作り方(スペルのルール)を4つのパターンに分けて解説します。

2-1. 基本ルール:動詞の原形に「-ed」をつける

最も基本となるのが、動詞の原形の語尾にそのまま「-ed」をつけるルールです。大半の規則動詞はこのパターンに当てはまります。

  • play → played(遊んだ、スポーツをした)

  • look → looked(見た)

  • wash → washed(洗った)

  • clean → cleaned(掃除した)

  • visit → visited(訪れた)

2-2. 語尾が「e」で終わる場合

動詞の原形がアルファベットの「e」で終わっている場合は、「-ed」をつけると「ee」と重なってしまうため、「-d」だけをつけます。

  • like → liked(好んだ)

  • use → used(使った)

  • live → lived(住んだ、生きた)

  • arrive → arrived(到着した)

2-3. 語尾が「子音字+y」で終わる場合

動詞の原形の語尾が「子音字(a, i, u, e, o以外のアルファベット)+ y」で終わる場合、「yをiに変えてから-ed」をつけます。

  • study → studied(勉強した)

  • cry → cried(泣いた)

  • try → tried(挑戦した)

  • carry → carried(運んだ)

※注意:play のように「母音字(a, i, u, e, o)+ y」で終わる場合は、このルールは適用されず、そのまま「-ed」をつけて played となります。

2-4. 語尾が「短母音+子音字」で終わる場合

発音した時に「短く強く読む母音(短母音)」の直後に子音字が1つだけ来て終わる単語の場合、「最後の子音字を重ねてから-ed」をつけます。

  • stop → stopped(止まった、止めた)

  • drop → dropped(落ちた、落とした)

  • plan → planned(計画した)

  • chat → chatted(おしゃべりした)

3. 【重要】過去形「-ed」の3つの発音ルール

スペルのルールを覚えたら、次は「発音」です。

規則動詞の語尾についた「-ed」は、直前の音(動詞の語尾の音)によって「/t/」「/d/」「/id/」の3種類に発音が変化します。リスニングやスピーキングにおいて非常に重要なルールです。

3-1. /t/ と発音する場合

動詞の原形の最後の音が「無声音(喉が震えない音)」で終わる場合、-ed は「/t/(ト)」と発音します。 無声音の代表例は「k, p, s, sh, ch, f」などの音です。

  • look(k の音)→ looked(ルック

  • wash(sh の音)→ washed(ウォッシュ

  • stop(p の音)→ stopped(ストップ

  • laugh(f の音)→ laughed(ラフ

3-2. /d/ と発音する場合

動詞の原形の最後の音が「有声音(喉が震える音)」で終わる場合、-ed は「/d/(ド)」と発音します。 すべての母音と、「b, g, v, z, m, n, l, r」などの音が該当します。

  • play(母音)→ played(プレイ

  • open(n の音)→ opened(オープン

  • call(l の音)→ called(コール

  • use(z の音)→ used(ユーズ

3-3. /id/ と発音する場合

動詞の原形の最後の音が「t」または「d」の音で終わる場合、-ed は「/id/(イド)」と発音します。

t や d の直後に /t/ や /d/ を発音するのは物理的に難しいため、間に母音の「i」が挟まるイメージです。

  • want(t の音)→ wanted(ウォンティ

  • need(d の音)→ needed(ニーディ

  • invite(t の音)→ invited(インヴァイティ

4. 不規則変化動詞の過去形の作り方(4つのパターン)

規則動詞に対して、語尾に「-ed」をつけるルールに当てはまらず、単語そのもののスペルが不規則に変化する動詞を「不規則動詞(不規則変化動詞)」と呼びます。

不規則動詞は数が限られていますが、日常会話で頻繁に使われる重要な動詞ばかりです。覚える際は、「原形 – 過去形 – 過去分詞」の3点セットで暗記するのが鉄則です。変化の法則性は、大きく以下の4つのパターンに分類されます。

4-1. 全て同じ形(A-A-Aパターン)

原形、過去形、過去分詞がすべて同じスペルになるパターンです。

  • cut – cut – cut(切る)

  • put – put – put(置く)

  • hit – hit – hit(打つ)

  • read – read – read(読む)※スペルは同じですが、発音は「リード – レッド – レッド」と変化するため要注意です。

4-2. 過去形のみ変化する(A-B-Aパターン)

原形と過去分詞が同じ形で、過去形だけが異なるパターンです。

  • come – came – come(来る)

  • become – became – become(〜になる)

  • run – ran – run(走る)

4-3. 過去形と過去分詞が同じ(A-B-Bパターン)

過去形と過去分詞が同じ形に変化するパターンです。不規則動詞の中で最も数が多く、様々なバリエーションがあります。

  • make – made – made(作る)

  • buy – bought – bought(買う)

  • have – had – had(持っている、食べる)

  • find – found – found(見つける)

  • sit – sat – sat(座る)

  • catch – caught – caught(捕まえる)

4-4. 全て異なる変化をする(A-B-Cパターン)

原形、過去形、過去分詞がすべて異なる形に変化するパターンです。

  • go – went – gone(行く)

  • see – saw – seen(見る)

  • speak – spoke – spoken(話す)

  • take – took – taken(取る、連れていく)

  • eat – ate – eaten(食べる)

  • know – knew – known(知っている)

5. 日常会話で必須!覚えておくべき基本動詞の活用変化一覧

英語学習の初期段階で必ず覚えておきたい、出現頻度の高い代表的な動詞の活用を一覧表にまとめました。

文法問題だけでなく、スピーキングの際にも瞬時に引き出せるよう、何度も声に出して練習しましょう。

動詞の意味 原形 過去形 過去分詞 変化パターン
行く go went gone A-B-C
来る come came come A-B-A
する do did done A-B-C
持つ/食べる have had had A-B-B
得る get got got (gotten) A-B-B (A-B-C)
見る see saw seen A-B-C
作る make made made A-B-B
取る take took taken A-B-C
言う say said said A-B-B
知っている know knew known A-B-C
与える give gave given A-B-C
見つける find found found A-B-B
思う/考える think thought thought A-B-B

6. 英語の過去形を使った「否定文」と「疑問文」

過去の事実を「肯定(〜した)」するだけでなく、「否定(〜しなかった)」「質問(〜しましたか?)」する表現もマスターしなければ、会話のキャッチボールは成立しません。

ここでは、一般動詞とbe動詞に分けてルールを解説します。

6-1. 一般動詞の過去形の否定文

一般動詞(play, go, eatなど)の過去形を否定文にする場合は、動詞の前に did not (短縮形:didn’t) を置き、動詞は「原形」に戻します

  • ルール:[主語] + did not (didn’t) + [動詞の原形]

  • (肯定文)I played tennis yesterday.(私は昨日テニスをした。)

  • (否定文)I didn’t play tennis yesterday.(私は昨日テニスをしなかった。)

過去を示す要素が「didn’t」に吸収されるため、後ろの動詞は過去形(played)ではなく原形(play)に戻るのがポイントです。

6-2. 一般動詞の過去形の疑問文

相手に過去の行動を尋ねる疑問文を作る場合は、文の先頭に Did を置き、やはり動詞は「原形」に戻します

  • ルール:Did + [主語] + [動詞の原形] ?

  • (疑問文)Did you watch the movie?(あなたはその映画を見ましたか?

  • (答え方:肯定)Yes, I did.(はい、見ました。)

  • (答え方:否定)No, I didn’t.(いいえ、見ませんでした。)

6-3. be動詞の過去形(was/were)の否定文と疑問文

be動詞(am, is, are)の過去形は、主語に合わせて was または were を使います。

一般動詞と異なり、did は使いません。

  • 否定文のルール:[主語] + was/were + not + 〜

    • I was not (wasn’t) tired.(私は疲れていませんでした。)

    • They were not (weren’t) at home.(彼らは家にいませんでした。)

  • 疑問文のルール:Was/Were + [主語] + 〜 ?

    • Was he busy yesterday?(彼は昨日忙しかったですか?

    • (答え)Yes, he was. / No, he wasn’t.

7. 過去形とセットで使われる「時を表すキーワード」

英語の過去形は「過去のある一点」を表すため、具体的な過去の時を示す単語(副詞句)とセットで使われることが非常に多いです。

以下のキーワードが出てきたら、「過去形を使うサイン」だと判断しましょう。

  • yesterday(昨日)

  • last ~(この前の〜)

    • last night(昨夜)、last week(先週)、last month(先月)、last year(昨年)

  • ~ ago(〜前)

    • two days ago(2日前)、three years ago(3年前)、a few minutes ago(数分前)

  • then / at that time(その時)

  • in + 過去の年

    • in 2020(2020年に)、in the 1990s(1990年代に)

  • when I was a child(私が子供だった頃)

8. 過去形を用いた実践的な例文集

これまで学習したルールをもとに、実践的な例文を確認しましょう。肯定文、否定文、疑問文の構造を意識して読んでみてください。

【肯定文】

  • I studied English hard last night.

    (私は昨夜、一生懸命英語を勉強した。)

  • She went to the supermarket two hours ago.

    (彼女は2時間前にスーパーへ行った。)

  • We had a great time at the party.

    (私たちはパーティーで楽しい時間を過ごした。)

【否定文】

  • I didn’t eat breakfast this morning.

    (私は今朝、朝食を食べなかった。)

  • He didn’t know the truth.

    (彼はその真実を知らなかった。)

【疑問文】

  • Did you buy a new smartphone?

    (あなたは新しいスマートフォンを買いましたか?)

  • Where did you go last weekend?

    (先週末はどこに行きましたか?)※疑問詞Whereを文頭に置くパターン

9. 英語の過去形に関するよくある質問(FAQ)

過去形に関する疑問をQ&A形式でまとめました。

Q. 「過去形」と「過去進行形」の違いは何ですか?

過去形が「過去の事実(〜した)」を客観的に述べるのに対し、過去進行形(was/were + -ing)は「過去のある特定の瞬間に、まさにその動作の途中であった(〜していた)」という臨場感や動作の継続を表します。

  • 過去形:I read a book yesterday.(昨日本を読んだ。)※事実の報告

  • 過去進行形:I was reading a book when you called me.(あなたが電話をかけてきた時、私は本を読んでいる最中だった。)

Q. 不規則動詞を効率よく覚えるコツはありますか?

A. アルファベットの羅列として暗記するのではなく、「耳」と「口」を使って音で覚えるのが最も効率的です。

本記事の「4. 不規則変化動詞の4つのパターン」で紹介したように、同じ変化のパターン(A-B-Bなど)を持つ動詞をグループ化し、「buy-bought-bought」「catch-caught-caught」とリズムに乗せて何度も音読することをおすすめします。

10. まとめ:過去形をマスターして英会話のアウトプットをしよう!

英語の過去形は、日常会話の基礎を支える非常に重要な文法です。

本記事で解説した以下のポイントをしっかりとおさらいしておきましょう。

  1. 過去形は「現在とは切り離された過去の事実」を表す(現在完了形との違い)。
  2. 規則動詞は「-ed」をつける。発音は直前の音によって /t/ /d/ /id/ に変わる。
  3. 不規則動詞は「原形-過去形-過去分詞」のセットでパターン化して覚える。
  4. 否定文と疑問文では、動詞を「原形」に戻すルールを忘れない。

文法ルールをインプットした後は、実際の会話で使いこなすための「アウトプット」が不可欠です。「ed」の発音や、不規則動詞の瞬時の使い分けは、何度も会話の中で口に出すことでしか定着しません。

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