英語リーディングのコツ10選!初心者向け勉強法も解説

「英語の長文を読むのに時間がかかる。」
「最後まで読んでも内容が理解できない。」
と悩んでいませんか。
英語リーディングは、英単語や文法を覚えるだけでは上達しません。英文の正しい読み方を身に付け、毎日少しずつ英語に触れることで、読むスピードや理解力は着実に向上します。
また、リーディング力は英検®やTOEIC®、TOEFL®、IELTS™などの試験対策だけでなく、海外のニュースや書籍、ビジネスメールを読む際にも役立つ重要なスキルです。
この記事では、英語リーディングが苦手な理由や上達するためのコツ、おすすめの勉強法まで詳しく解説します。
初心者でも今日から実践できる方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
英語リーディングとは?
リーディング力が重要な理由
英語リーディングとは、英文を正確かつスムーズに読み、内容を理解する力のことです。
英語学習では「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能が重要ですが、その中でもリーディングは、他の技能を支える基礎となるスキルです。
例えば、英文をたくさん読むことで語彙力や文法の知識が自然と身に付きます。
また、英語の表現や文章構成に触れる機会が増えるため、ライティングやスピーキングにも良い影響を与えます。
さらに、大学受験や資格試験では長文問題の配点が高いことも多く、リーディング力は高得点を取るために欠かせません。
英語を使って仕事をする場合でも、メールや契約書、資料などを読む機会は多くあります。
そのため、リーディング力は学生だけでなく社会人にとっても重要なスキルと言えるでしょう。
日本人がリーディングを苦手とする理由
日本人が英語リーディングを苦手とする理由はいくつかあります。
一つ目は、英単語や文法の知識不足です。
知らない単語が多いと文章の内容を理解することが難しくなり、読むスピードも遅くなってしまいます。
二つ目は、日本語の語順で理解しようとすることです。
英語は日本語とは語順が大きく異なるため、一文を最後まで読んでから日本語に訳そうとすると時間がかかり、長文になるほど内容が分からなくなってしまいます。
また、読む量そのものが不足していることも大きな原因です。
英語はスポーツや楽器と同じで、繰り返し練習することで少しずつ上達します。読む機会が少ないと、英語特有の表現や文章構成に慣れることができません。
リーディング力を伸ばすメリット
リーディング力を身に付けることで、多くのメリットがあります。
例えば、
- 英文を速く読めるようになる
- 長文問題が解きやすくなる
- 語彙力が増える
- 文法の理解が深まる
- リスニング力の向上につながる
- ライティング力も伸びる
- 英語で情報収集できるようになる
英語を読む習慣が付くと、海外の記事やニュース、書籍などにも挑戦しやすくなり、英語学習の幅が大きく広がります。
英語リーディングのコツ10選
英語リーディングは、正しい方法で継続して学習すれば、初心者でも着実に上達できます。
ここでは、今日から実践できる10個のコツを紹介します。
英単語を語句・フレーズで覚える
リーディング力を伸ばすには、単語を一つずつ覚えるだけでなく、語句やフレーズ単位で覚えることが重要です。
例えば、「take」だけを覚えるよりも、
- take care of
- take part in
- take a look
のように、実際によく使われる表現として覚えた方が、英文の意味を素早く理解できます。
また、文章の中で単語を覚えることで、自然な使い方やニュアンスも身に付きます。
英単語帳だけに頼るのではなく、例文と一緒に学習することをおすすめします。
文法を理解する
英文を正確に読むためには、基本的な文法知識が欠かせません。
複雑な長文でも、文法を理解していれば、
- 主語
- 動詞
- 目的語
- 修飾語
などの関係を素早く把握できます。
特に、
- 時制
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
- 関係代名詞
- 接続詞
などは長文で頻繁に登場するため、基礎をしっかり身に付けておきましょう。
難しい文法をすべて覚える必要はありません。
まずは中学・高校レベルの基礎文法を復習するだけでも、リーディング力は大きく向上します。
スラッシュリーディングを取り入れる
スラッシュリーディングとは、英文を意味のまとまりごとに区切って読む学習法です。
例えば、
When I arrived at the station / the train had already left.
という英文であれば、
“When I arrived at the station” と “the train had already left” のように区切って読みます。
この方法を取り入れることで、日本語に訳すことなく、英語の語順のまま内容を理解できるようになります。
返り読みの癖を改善したい方にもおすすめの勉強法です。
精読を行う
精読とは、一文ずつ丁寧に読み、文法や構文まで詳しく理解する学習方法です。
「何となく読めた」で終わらせず、
- 主語はどれか
- 動詞はどれか
- 修飾している部分はどこか
などを確認しながら読み進めることで、英文を正確に理解する力が身に付きます。
初心者は、短めの英文を使って精読することから始めるとよいでしょう。
多読を取り入れる
精読で英文を正確に理解する力を身に付けたら、多読にも挑戦してみましょう。
多読とは、細かい文法や単語にこだわり過ぎず、多くの英文を読む学習法です。
多読を続けることで、
- 読むスピードが速くなる
- 英語の語順に慣れる
- 英文への抵抗感が減る
といった効果が期待できます。
ポイントは、知らない単語が少ない、自分のレベルに合った教材を選ぶことです。
音読を行う
リーディング力を伸ばすためには、「読む」だけでなく「声に出して読む」ことも効果的です。
音読をすると、英語の語順やリズムを自然に身に付けられるため、英文を読むスピードや理解力の向上につながります。
また、目で見た英文を口に出し、耳で聞くことで、一度に複数の感覚を使って学習できます。そのため、単語やフレーズも記憶に定着しやすくなります。
音読を行う際は、一度読んで終わりではなく、同じ英文を3〜5回程度繰り返し読むのがおすすめです。
意味を理解した状態で繰り返し音読することで、自然な英語表現や語順が身に付きます。
前から読む習慣を付ける
英語を読むとき、日本語のように後ろから訳して理解しようとしていませんか。
英語は、日本語とは語順が異なる言語です。そのため、最後まで読んでから日本語に訳そうとすると時間がかかり、長文になるほど内容を把握しにくくなります。
リーディング力を伸ばすためには、「前から読む」習慣を付けることが重要です。
例えば、
I met a woman who works at a hospital.
という英文なら、
「私は会った」
↓
「ある女性に」
↓
「その女性は病院で働いている」
というように、英語の語順のまま理解していきます。
この読み方に慣れることで、返り読みを減らし、英文を速く読めるようになります。
毎日英語を読む
リーディングは、継続することで少しずつ力が身に付くスキルです。
週末だけ何時間も勉強するよりも、毎日10〜20分程度でも英語を読む習慣を作る方が効果的です。
例えば、
- 英語ニュース
- 英語学習サイトの記事
- 洋書
- TOEIC®や英検®の長文
- 英語の絵本
など、自分が興味を持てる教材を選ぶと、無理なく続けられます。
毎日英語に触れることで、語彙や文法だけでなく、英文の構成や表現にも自然と慣れていきます。
自分に合ったレベルの教材を選ぶ
難し過ぎる教材を選ぶと、分からない単語ばかりで読むことが苦痛になってしまいます。
反対に、簡単過ぎる教材では新しい知識を学びにくく、成長につながりません。
教材を選ぶ際は、「知らない単語が全体の5%以下」程度を目安にするとよいでしょう。
内容を大まかに理解できるレベルであれば、無理なく読み進められます。
レベルが上がってきたら、少しずつ難しい教材へ挑戦していきましょう。
復習を徹底する
英文を一度読んだだけでは、単語や表現はなかなか定着しません。
読んだ後に復習することで、学習効果は大きく高まります。
例えば、
- 分からなかった単語を覚える
- 文法を確認する
- 音読する
- 翌日にもう一度読む
などを行うことで、理解が深まり、同じ表現に再び出会ったときにもスムーズに読めるようになります。
「読みっぱなし」にしないことが、リーディング力を伸ばすポイントです。
英語リーディングの勉強法
ここでは、リーディング力を効率よく伸ばすための勉強法を紹介します。
英単語学習
英単語は、リーディングの土台となる知識です。
知らない単語が多いと、文章全体の意味を理解することが難しくなります。
ただし、単語だけを暗記するのではなく、
- 例文
- フレーズ
- コロケーション(よく一緒に使われる語句)
と一緒に覚えることが重要です。
実際の文章で使われる形を意識することで、リーディング中にも意味を素早く理解できるようになります。
精読
精読は、一文一文を丁寧に分析しながら読む勉強法です。
主語・動詞・目的語・修飾語の関係を確認しながら読むことで、英文を正確に理解する力が身に付きます。
また、関係代名詞や分詞構文など、苦手な文法事項を復習する機会にもなります。
初心者は短めの英文、中級者以上は長文問題を使って精読するとよいでしょう。
多読
多読は、多くの英文を読むことで英語に慣れる勉強法です。
分からない単語を一つひとつ調べるのではなく、大まかな内容を理解しながら読み進めます。
多読を続けることで、
- 読むスピードが上がる
- 英語を英語のまま理解できる
- 長文への苦手意識が減る
などの効果が期待できます。
精読と多読を組み合わせることで、正確さとスピードの両方を伸ばせます。
音読
音読は、リーディングだけでなくリスニングやスピーキングにも良い影響を与えます。
意味を理解した英文を繰り返し音読することで、英語の語順やリズムが自然と身に付きます。
特に、精読した英文を音読すると、学習効果がさらに高まります。
AI・オンライン英会話の活用
最近では、AIを活用した英語学習サービスも増えています。
AIを使えば、英文の意味を確認したり、分からない表現を質問したりできるため、効率的に学習を進められます。
また、オンライン英会話では、教師と一緒に英文を読み、その内容について英語で質問に答えたり、自分の意見を伝えたりする練習もできます。
読んだ内容をアウトプットすることで、リーディングで学んだ知識がより定着しやすくなります。
QQEnglish教師からのワンポイントアドバイス
リーディングは、「たくさん読むこと」と「正しく読むこと」の両方が大切です。
読む量だけを増やしても、文法や構文を理解できていなければ、長文を正確に読み取る力は身に付きません。
QQEnglishでは、教師が英文の構造や語彙、文法を丁寧に解説しながらレッスンを進めます。
また、読んだ内容について質問に答えたり、自分の言葉で要約したりする活動も取り入れているため、リーディングだけでなくスピーキングやライティングの力も同時に伸ばせます。
リーディングでやってはいけないこと
リーディング力を効率よく伸ばすためには、正しい勉強法を実践するだけでなく、上達を妨げる習慣を避けることも重要です。
ここでは、多くの英語学習者が陥りやすい失敗例を紹介します。
分からない単語を全部調べる
英文を読むたびに、知らない単語をすべて辞書で調べていませんか。
もちろん、重要な単語を調べることは必要ですが、そのたびに読む手を止めてしまうと、文章全体の流れを理解しにくくなります。
リーディングでは、「文脈から意味を推測する力」も大切です。
例えば、長文問題では一つの単語が分からなくても、前後の内容から大まかな意味を把握できることがあります。
精読では丁寧に調べ、多読では必要以上に辞書を使わないなど、学習方法に応じて使い分けることがポイントです。
日本語に訳しながら読む
英語を読むたびに、日本語へ一語一句訳していると、読むスピードはなかなか上がりません。
特にTOEIC®やTOEFL®などの試験では、限られた時間の中で長文を読む必要があります。
そのため、英語を英語の語順のまま理解する練習が重要です。
スラッシュリーディングや音読を取り入れながら、「前から読む」習慣を身に付けましょう。
難しい教材ばかり選ぶ
「難しい教材の方が実力が付く」と考える方もいますが、自分のレベルとかけ離れた教材は学習効率を下げてしまいます。
分からない単語や文法が多過ぎると、読むこと自体が苦痛になり、学習を継続しにくくなります。
まずは、内容を7〜8割程度理解できる教材から始め、慣れてきたら徐々にレベルアップしていくことが大切です。
読みっぱなしにする
英文を読んで終わりでは、学んだ内容はすぐに忘れてしまいます。
リーディングの学習では、復習まで行うことで理解が深まり、知識として定着します。
例えば、
- 分からなかった単語を確認する
- 文法を復習する
- 音読する
- 内容を要約する
などを行うことで、学習効果はさらに高まります。
「読む→復習する→もう一度読む」というサイクルを意識しましょう。
試験対策にも役立つリーディング学習
リーディング力は、さまざまな英語試験で重要な評価項目です。
ここでは、試験別に意識したいポイントを紹介します。
TOEIC®
TOEICでは、多くの長文問題を制限時間内に解く必要があります。
そのため、
- スラッシュリーディング
- 多読
- 時間を測った長文演習
などを取り入れ、読むスピードを高めることが重要です。
また、ビジネス英語に触れておくと、本番でも内容を理解しやすくなります。
英検®
英検では、長文読解だけでなく、内容一致問題や語彙問題も出題されます。
日頃から、
- 英単語
- 文法
- 精読
をバランスよく学習し、文章を正確に理解する力を身に付けましょう。
TOEFL®・IELTS™
TOEFLやIELTSでは、アカデミックな内容の長文が多く出題されます。
専門的なテーマにも慣れておくことが大切です。
英字新聞や海外ニュース、大学レベルの英文などを読む習慣を付けることで、試験本番にも対応しやすくなります。
英語リーディング上達ロードマップ
リーディング力は、一歩ずつ段階的に伸ばしていくことが大切です。
| 学習期間 | 目標 | おすすめの学習内容 |
|---|---|---|
| 1か月目 | 英文に慣れる | 英単語・基礎文法・短文音読 |
| 2〜3か月目 | 長文を正確に理解する | 精読・スラッシュリーディング |
| 4〜6か月目 | 読むスピードを上げる | 多読・音読・毎日英文を読む |
| 6か月以降 | 試験レベルに対応する | TOEIC・英検・TOEFL・IELTS長文演習 |
焦らず継続することで、読むスピードと理解力は着実に向上します。
リーディングが伸びない原因一覧
| 原因 | 改善方法 |
|---|---|
| 英単語不足 | 例文やフレーズと一緒に覚える |
| 文法が理解できていない | 基礎文法を復習する |
| 返り読みをしている | 前から読む習慣を付ける |
| 読む量が少ない | 毎日英語を読む |
| 教材が難し過ぎる | 自分のレベルに合った教材を選ぶ |
| 復習していない | 音読・精読・内容確認を行う |
リーディング学習チェックリスト
現在の学習習慣を確認してみましょう。
- □ 毎日英語を読んでいる
- □ 英単語を例文と一緒に覚えている
- □ 基礎文法を理解している
- □ 精読を行っている
- □ 多読にも取り組んでいる
- □ 音読を習慣化している
- □ スラッシュリーディングを行っている
- □ 前から読むことを意識している
- □ 復習を行っている
- □ 自分に合った教材を使っている
5項目以上チェックが付けば、リーディング力を伸ばすための良い学習習慣が身に付いています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 英語リーディングは毎日勉強した方がいいですか?
はい。リーディング力は継続することで伸びるスキルです。1日10〜20分程度でもよいので、毎日英語を読む習慣を作ることをおすすめします。
Q2. 多読と精読はどちらが大切ですか?
どちらも重要です。精読では英文を正確に理解する力を養い、多読では読むスピードや英語への慣れを身に付けられます。両方をバランスよく取り入れることが理想です。
Q3. 英単語はどれくらい覚えればいいですか?
目標によって異なりますが、日常英会話レベルであれば約3,000語、TOEIC®で高得点を目指す場合は5,000〜8,000語程度を目安にするとよいでしょう。ただし、単語だけでなく、例文やフレーズと一緒に覚えることも大切です。
Q4. 英文を速く読めるようになるにはどうすればいいですか?
スラッシュリーディングや多読、音読を継続することがおすすめです。また、日本語に訳さず、英語の語順のまま理解する練習を続けることで、徐々に読むスピードが上がります。
Q5. 音読はリーディングにも効果がありますか?
はい。音読をすると英語の語順やリズムに慣れるため、読むスピードや理解力の向上が期待できます。
意味を理解した英文を繰り返し音読すると、より高い効果が得られます。
Q6. オンライン英会話でもリーディング力は伸ばせますか?
はい。オンライン英会話では、教師と一緒に英文を読み、その内容について質問に答えたり意見を伝えたりする練習ができます。
読んだ内容をアウトプットすることで理解が深まり、リーディング力だけでなくスピーキング力の向上にもつながります。
まとめ
英語リーディングを上達させるためには、「たくさん読むこと」と「正しく読むこと」の両方が欠かせません。
今回紹介したポイントを振り返ると、特に意識したいのは次の10点です。
- 英単語を語句・フレーズで覚える
- 文法を理解する
- スラッシュリーディングを取り入れる
- 精読を行う
- 多読を取り入れる
- 音読を行う
- 前から読む習慣を付ける
- 毎日英語を読む
- 自分に合ったレベルの教材を選ぶ
- 復習を徹底する
リーディング力は短期間で身に付くものではありません。しかし、毎日少しずつ英語を読み続けることで、読むスピードや理解力は着実に向上します。
まずは無理のないレベルの教材から始め、精読と多読をバランスよく取り入れながら、自分に合った学習スタイルを見つけていきましょう。

















