「殻から世界へ」

つな子(会社員)

つな子

「私が世界を目指すわけ・・・?海外で国際結婚をしたいから!」6年前の私であればこのように答えていただろう。

だからといって今考えている海外を目指す理由が特別秀でているというわけでもない。

今の私の答えは・・・「現状を自分の目で見て、現状を自分の心で捉え、現状を自分の口から伝えたいから。」

現在生活をする上で海外の情報というものを多く目にする機会はあるが、そのほとんどが他人の情報を与えられて現実だと認識している。そしてその影響を受けて最も怖いことが、その情報だけで好きか嫌いか判断してしまうことだ。自分の目で見たことのないものを断片的な情報だけで決めてしまうことがこんなにももったいないと感じることはない。好きという判断にしても、嫌いという判断にしても自分の目で見るからこその価値がある。自分の目で見ないことには本当のことなんてわからないのだ。

私自身中国に1年間の留学経験があり、中国のいい面も悪い面も見てきた。最近になって中国に否定的な意見もよく耳にするようになってきたが、結局のところ情報に影響された意見であるなと感じる部分が多い。実際その国のことをどれだけ知っているのか?と尋ねた場合完璧に答えられる人なんているはずがない。現地に住んでいる国民でさえ話せることはないだろう。

実際全ての国において好意的に思う部分に反して、否定的に捉えてしまうような部分もある。それは日本も一緒なのだ。日本にも海外から見ていい面もあれば悪い面もあるはずだ。それを自分達のことは棚に上げて周りだけ見るということは少し納得がいかない。結局日本という殻の中に守られ、高みの見物をしているように見えてならない。

その殻を壊してみようかな。一歩踏み出してみようかな。その気持ちこそが未来を変えるターニングポイントになるかもしれない。私は留学を通して自分の目で見て、それを自分の心で捉えるということの素晴らしさを知った。次はこれを口に出す事で多くの人達に一歩踏み出すきっかけを作っていきたい。

現在会社員として勤めているがこの12月に退職し海外へ行くことに決めた。私にはまだまだ伝えられることが少なすぎると感じたからだ。これからもっと多くの“現状”というものに触れていきたい。自分の目で見ること、感じることの素晴らしさを知る人が増えることを想像するだけで胸がワクワクする。

少しでも目標に近づけるきっかけがそこに転がっているのであれば、私は全力でチャレンジしよう。

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