「求む、特大のショック。」

miyuki(大学生)

miyuki

私はあまのじゃくだ。海外を連呼する頭の良い人が嫌いだ。だから、海外に行ってみた。

大学2年生の夏休みにアメリカに行った。4週間、ホームステイで。
日本の大学の友人と行ける気楽なプログラム。レッスンのクラスメートも9割がジャパニーズ。毎日自転車で友人と出かけて、ホームファミリーとも楽しく過ごして、わたしはカリフォルニアが大好きになった。

帰国前の最後の休日に、「ショック」は起こった。 ファミリーと、ファミリーの親戚と、キャンプに出かけた。でも、「言葉がまったくわからない」。
びっくりした。いままでの4週間、着々とわかる英語が増えるように感じていた。でもそれは、「外国人」の私と「1対1」で話すから、みんな気を使ってゆっくりしゃべってくれたことによるものだった。
20人ほどのネイティブの中に放り込まれて、帰国直前に挫折を感じた私は決意した。

「次は英語を勉強してから、海外に来る。」

半年後。オーストラリアにやってきた。
日本で毎日英語を聞いていた甲斐あって、語学学校のクラスは上から2番目、日本人は自分だけのクラス。

初日にして、「ショック」は起こった。
ものすごいスピードで、教室を飛び交う英語たち。その意味はぼんやり分かっても、喋れない。
ハードルは、英語の不習熟以上に、ペラペラなクラスメートを前に下手な英語で発言する怖さだった。

泣きながら語学学校に通った。熱も出した。
コロンビア人のクラスメートには「どうしてそんなに静かで、自信がないの?」と言われた。

そして、1週間後、気づいた。
ペラペラだと思っていたクラスメートの英語も、ときに間違えていた。
「私もみんなも英語を勉強しにオーストラリアに来た、正しい英語をしゃべれなくってもいい。」
そこから、少しずつ発言が増えた。
3週間後、私が帰国するとき、コロンビア人のクラスメートはこう言ってくれた、
「You are one of the best.」

海外に行くたび、いつも大きな「ショック」にぶつかったけれど、「ショック」はいつも私を大きくしてくれた。新しくしてくれた。

フィリピンには、どんな「ショック」が待っているんだろう。

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