「英語で世界を変えちまおう!」

カツノスケ(大学院博士後期課程在籍中)

カツノスケ

 以前、1年間QQイングリッシュでお世話になり、よく作りこまれた学習システム・テキストに感心していたため、藤岡社長の記事はすぐに目に止まった。「なるほど、こういう経緯でQQイングリッシュは設立され、多くの人を巻き込んだwin-winビジネスとなり得たのか」とちょっとした驚きがあった。他方、納得もした。ビジネスで英語を使いながらも常に自らの英語力について問題意識を持ってきた私にとって、“らいこう奨学金”に応募する機会に遭遇することができたのは幸運なことである。この機会を絶対にものにし、更に英語力を磨きたいと強く希望している。社長のお言葉である「英語で人生変えちまえ!」を実現すると同時に「英語で世界を変えちまおう!」と考えている。この途方もない大きな目標を達成するための基礎体力として英語力は不可欠である。具体的に、以下3つのアプローチをとおし世界に良いインパクトを与えられる日本人になりたい。

1点目:社会経済構造の転換を国際社会に積極的に発言する。

   以前、国際協力事業に携わっており、国際的な場で発言することも少なくなかった。言うまでもなく、グローバル化の進展する現在の国際社会においては、環境問題、貧富の格差、紛争、等の国際的、地域的な問題は当該国のみでは解決不可能なものとなっている。問題の根っこは複雑に絡まり合い、結局同じ根に辿り着くことも少なくない。化石燃料に依存した大量生産・大量消費・大量廃棄は環境的に持続可能でないことは明白だが、世界はまだ資源を過度に利用した経済発展を推し進めている。このような中、持続可能な社会の実現に向けた、国際・地域・国・地方・草の根レベルで様々な活動がなされているという嬉しい事実もある。しかしながら、その影響は限定的であり、本流の流れは変えられそうにない。過去のような勢いはないが依然として多額のODAを世界中に貸与・無償供与している日本国民としてもっと声を大にして国際社会に向け、自国の経済的利益を確保するために目くじらを立てている(一部の)国の代表団に人間らしい意見をぶつけてやりたい。当然、内容が一番重要ではあるが、やはり細かなニュアンスまでしっかりご理解いただくためには、より正確でかつ聞き取り易い流暢な英語で意見を発信することが直近の目的である。

2点目:BOPビジネスを振興したい。

   貧困は貧困を呼び、貧困層に生まれた子供は生まれ持った才能いかんに問わずかなり高い確立で貧困を抜け出せないだろう。これが現実である。彼らは教育を受ける機会を得られないため良い仕事に就くことができない。私は日本の中では貧困に分類される貧しい家庭出身だが、運良く工業高校を卒業させてもらい就職することができた。更に、仕事をしながら通信課程の短大、夜間大学、働きながら修士号3つ取得、そして、また働きながら博士号取得が目前となっている。私の根性と知識・経験を活かし、途上国の貧困問題に楔を打てるようなビジネスモデルを構築することができたら最高だと思っている。これまで途上国政府の高官や職員と一緒にプロジェクトを実施してきた経験があるが、どの国に言っても日本人の官僚より英語を流暢に話すことに驚かされる(日本人官僚でもお上手な方は大勢いらっしゃいますが、平均として)。ここでもやはり英語力が弱いと物事がスムースに進まないばかりでなく、ビジネスでやる以上、無用なリスクを増大させてしまう。具体的な案はいくつかあるが、この場はビジネスコンペティションではないので詳細は控えたい。

3点目はインターネットを活用した情報発信

 よくガラパゴス化と揶揄される日本ではあるが、固有の文化・技術・商品・サービスがあり、その中には海外で大きなポテンシャルを有するものもあるに違いない。既に大変な人気となっているアニメに代表される日本のサブカルチャー輸出にもまだまだ余地はあると思われるし、例えば、日本独自の商品を海外向けに商品説明などを作って売り出すインターネットショップやアフィリエイトプログラムを利活用するのも面白い。とにかく、英語とインターネットの組み合わせの相性は最強で、国境が低くなりアイディア一つで何でもビジネスが立ち上げられる世の中になってきている(成功するかは別として)。

 以上、少し欲張り過ぎたが、あと数十年間は寿命が残っていると考えれば全てを実施することは可能だと考えている。少し変わっているかもしれないが想像力・行動力・実行力を兼ね備えた私のような日本人を世界に羽ばたかせていただける切っ掛けを“らいこう奨学金”が与えてくれることを切に願っている。

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