「私が世界を目指すわけ- 次はサポートにまわる番 -」

Brilliante Speranza(英語講師(大学))

Brilliante Speranza

多くの若者にも自身が世界に生きる一人だと感じ、幅広い視野と興味関心を持ってほしいからだ。

英語を教えてきて思う。
一人でも多くの若者チャレンジする勇気を出す経験してほしい。一人でも多くの若者に、多様な文化の人々と知り合い、学び合い、人生を楽しむ経験をしてほしい。

そして大学生と関わる今、毎日思う。 英語ができたら人生が楽しい。それを一日でも早く体感してほしいと。

私自身、英語は小学校高学年より英会話スクールで楽しさを覚えたが、中高では試験の結果が悪いために、中途半端な英会話力が悪目立ちをし、英語の先生にとって目障りな学生だった。さんざん言われ英語を使うのは好きなのに、授業は本当に嫌いだった。堅苦しい試験だけの学校を早く卒業したい、もっと自由に英語を勉強したいと思っていた時に、生まれて初めて海外に行く機会を得た。このオーストラリアでの二週間が人生を変えた。今の自分がいるのも、あの二週間のおかげである。
英語ができない悔しさと、これまで見てきた日本とは違う文化や生活に衝撃を受け、もっともっと英語ができるようになりたい、そして違う世界を見たいと純粋に思った。自分の英語学習に火をつけた経験は、お世話になった大好きなホストファミリーや現地の友人に感謝の気持ちを伝えられずに帰国したことだった。Thank you very much. を何度も言ってみたり、veryの数を増やしてみたり。なぜ自分が感謝しているのかを伝えたかったが、Thank youの繰り返ししか言えない自分が情けなかった。この悔しさにより、本格的に英語を学ぼうというモチベーションが湧いてきた。

留学はせず、大学四年間を英語にそそぎ、働きながら米国大学院を卒業するまでがむしゃらに突っ走った。その間、色々な出会いに恵まれて、多くの人に助けられて、そして今、英語を教えるという機会を得た。中高時代に大嫌いだった先生と同じ職業に自分が就くなんて、時々自身でも驚くことがある。けれど、彼らとの経験を反面教師的にいかし、学生が色々なことへチャレンジすることを応援する毎日である。学生達と関わることが楽しく、日々の成長を見るのが嬉しく、この仕事に就くことができたことに感謝をしている。そして、今に至るまでに出会った人々や、起きた全てのこと、失敗や苦い経験も含めて感謝をしている。日々自己成長の課題を発見できる仕事に就けたことも、あの二週間が無ければ違っていただろう。
だから、いつも感じている。世界に目を向けて怖いながらもチャレンジして良かったと。人生が変わったなと。

だからこそ、次は私が若者にその経験をしてもらうためにサポートをする番だ。大学で多くの学生と接し、新しいことにチャレンジすることに後ろ向きであったり、世界に一歩を踏み出すことに億劫だったりする学生が多いことを感じていた。チャレンジしてほしい、違う世界を見てほしいと日々話してはいるが、“どうせ自分なんて…”とやる前から諦めてしまう学生が多い。これをなんとかしたいのである。

英語を教えるだけでなく、自立した学習者になるためのサポートやコーチングを学び、より具体的に学生のサポートができる教師になることが私の目標だ。そして、私の最終目標は教育に携わる若者に自分の学んできたことや、世界の教育の良い点を伝えていくことである。もちろん、自身の英語力も更に鍛えていく必要がある。教授経験以外にも多様な文化や社会を知る経験も必要である。まだまだ目標までの道のりは長いが、必ずこの目標は成し遂げる。なぜならば、それが自分を今日まで支えてきてくれた人々、身近な人々だけでなく、様々な国の先生方や友人たちへの恩返しだと思うからである。

語学学習は一生勉強。それならば、楽しく、前向きに、積極的に位置づけにすることが何よりも重要であると思う。たとえ彼らが周囲に“そんな夢みたいなこと言っても無理だよ”と言われても、“いいじゃない! やってみな! ”と背中を押せる存在でい続けることが、私の理想の姿だ。それは、自分を信じて思い切って踏み出した一歩が人生を変えるきっかけになることを私自身が経験をしているからだ。そして、私も学生時代にそんな言葉をかけてくれる先生がいて欲しかったと思うからである。

若者たちには学習の過程で、英語力だけに限らず、一度しかない人生にチャレンジや経験を増やし、有意義で鮮やかな人生にしてほしいと願っている。一人でも多くの若者に“英語で人生を変える”経験をしてもらえるよう多様なサポートができる教師となるために、この度らいこう奨学金に応募致しました。

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