「英語を学ぶと未来が広がる！」
神村学園 初等部 教務主任 西川 孝廣様 / 初等部 英語講師 小田 なおみ様
2019年度より、初等部4年生を対象に”カスタマイズカリキュラム”として、オンラインレッスン中に各児童が用意したプレゼンテーションを発表し、それぞれの内容にあった質問を講師が投げかけるレッスンを開始しましたが、実際に児童様の反応はいかがでしょうか。
今回、レッスン開始前に「どんなことを発表したいか、紹介したいか」をテーマに掲げた課題を出し、各児童に英語で文章を作成させるところから開始致しました。
基本的には辞書等を使い自分で学習し、分からない部分を英語講師に確認する形式でプレゼンテーション内容を用意してレッスンに臨みました。
これまで、マンツーマンで英語だけで長く会話をする機会がなかったため、多くの児童が緊張しながらレッスン当日を迎えましたが、実際にヘッドセットをつけてそれぞれのレッスンが始まると皆笑顔でオンライン講師との会話を楽しんでいました。
レッスン終了後『最初は緊張して絶対しゃべれないと思っていたけれど、いつの間にかレッスンが始まっていて、始まってからは緊張がほぐれて話せた。』『分からない言葉も、オンラインの先生が何度も繰り返し教えてくれたので嬉しかった。』『またレッスンしたい！楽しかった！』とポジティブな意見ばかりでした。
『あまり聞き取れなくて話せなかった』という意見も出ましたが、それも経験のうちとみなして今後も沢山の刺激を与えられるように計画していきたいと思います。
多くの保護者が集まる参観日にもレッスンを実施頂いておりますが、保護者様の反応はいかがでしたでしょうか。
正直なところ、まだまだオンライン英会話自体を認識されていらっしゃらない保護者の方々も多く、実際にレッスン風景を目にするまでは「どのようなことを行うのか想像がつかない」「25分間完全に英語で対応出来るのか」と戸惑いの声も多く寄せられていました。
教員側としても保護者からの反応も気になりながら初めてのマンツーマンレッスンに臨みましたが、初回レッスン開始時、各児童が”Hello, my name is..”と自発的に話している姿を見て一同感動致しました。
保護者の方からも「普段英語を話す姿を見る機会はなかったので、まさか自分の子どもがここまで話せるとは思わなかった。」と驚きの声が聞こえてきました。
現時点で、2回程、保護者の皆様に見守られながら参観日にレッスンを行っておりますが、回を重ねる毎に今回の試みについてポジティブな感想を頂いております。
保護者の方々だけではなく、我々教員もマンツーマンで臆することなく自由に話している児童の姿を見て感動しております。
レッスンを通し、学校の先生側の運用で難しく感じる部分はありますか。
導入前は、ネットワーク回線の部分やiPadでのツール操作について懸念しておりましたが、実際に導入準備を進めるにつれ障害がないことが分かり安心して取り掛かれました。
現在20名の同時受講を行っておりますが非常にスムーズにレッスンが進行しております。
また、内容面につきましても、導入前は『フィリピン人講師の発音』に関して懸念されておりましたが、非常にクリアに英語を発話して下さるのでレッスンの回数を重ねるにつれそのような声があがらなくなっております。
オンライン講師に希望することはありますか。
基本的には毎回担当の講師が変わりますが、かえってその方が子どもたちにとっては良いチャンスだと思います。
今後、子どもたちは様々な国の人々と英語でコミュニケーションを取ることになりますので、その為には”多様な英語”に触れる機会を創出することが大事だと考えております。
オンライン講師の皆様は朗らかにレッスンに臨んでくれますし、オンライン講師だけではなく、スクール専用の日本人サポートの方も、レッスン進行中に反応がない児童がいる場合等、親切に状況を教えて頂いておりますので、サポート体制含め非常に満足しております。
Q: オンライン英会話を使った学習により、どのような効果を期待しますか。
神村学園では、『英語を学ぶと未来が広がる！』をモットーに初等部1年生の段階から週5時間英語の授業を入れておりますので、過去3学年で学んだ内容のアウトプットとして、実際にマンツーマンでオンライン講師と英語で会話することで少しでも自信をつけて欲しいと考えております
中には既に英検3級を取得している児童もおりますが、各自のレベルやスピードで会話を進められることはマンツーマンレッスンの一番の利点だと思いますので、それを活かし更に英語を好きになって欲しいです。実際にレッスンを受講している姿を見ると、既に子どもたちがそれぞれ楽しみながら会話に臨んでおりますので安心しております。
これからも各児童が楽しく学習出来るように見守っていこうと思います。
