「スーパースターになる日まで」

いざわ(高校生)

いざわ

「だって、神様は間違わない。」「私たちは生まれたときから皆スーパースター」
これは、どちらもレディー・ガガの「Born this way」の歌詞の一部だ。
私はこの曲が大好きだ。

私は、愛知県の田舎に住む高校1年生。私のような人なんてどこにでもいて、私でないといけない、出来ない事なんてない。だから正直私は自分がどうして生きているのかと思ってしまう。特別な能力や人生において大きな目標があるわけでもない。家族に囲まれ温かいご飯と寝床で寝て次の日を迎え大して頑張って勉強していないのに学校へ行く。
私は本当にこのままでいいのだろうか。私は恵まれている。チャンスも時間もまだまだたくさんあるのではないだろうか。なのに「何も楽しい事、やりたいこと目標が無い。」なんて言っていていいのだろうか。確かに私には人より凄いところなんて一つもない。けれど、みんな言葉、宗教、価値観は違えど構造は同じ人間だ。私がなんとなく動画で見たレディー・ガガのあの曲。あの曲に感動し、涙が出たのは自分に自信が無かったから。
「生まれたときから皆スーパースター」「だって神様は間違わないから」
自分はいつも人の目や他人の出来具合と比べて自分で自分を否定してきた。自分に自信が無いから色々なチャンスも見て見ぬふりをした。失敗するのが怖いから。私は、小さい時テレビで見たアフリカの貧しい子ども達の姿が忘れられずにいた。環境に恵まれていない人、病気に苦しんでいる人。そんな人達の表情がどうしても離れないでいた。自分にとって当たり前の事が当たり前にできない国や人々。私はそういう人達の力になりたいと思った。そして、高校に入ってあるときの英語の模試でたまたま10位以内に入れた事をきっかけに、こんな私でも努力をしたら英語が話せれるようになって本当に貧しい人達の力になれるのではないかと思った。私はもっと色々な環境、言葉、人々、価値観に触れたらもっと貧しい人達に「世界はこんなにも広く、自分にはたくさんの可能性がある。」という事を伝えられるかもしれない。私の夢はなかなか理想が高いと思う。けれど、「私たちは生まれてから皆スーパースター」だ。そして「神様は間違わない」。だから私は恐れず第一歩を踏み出そうと思う。この曲のおかげで英語に興味を持ちそして夢を見つけた。
いつか私は、国際公務員になりユニセフで働き、子供の保護や勉強などを教える事が夢だ。私にとってスーパースターはたくさんいる。もしこの曲のように皆スーパースターならば、私も誰かのスーパースターになりたい。
これが今の私が「世界を目指すわけ」だ。

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